1.30.2012

ペルーの皆さんのお陰でした




プーノからコパカバーナへ

この旅、2つ目の国境です。



イミグレには長蛇の列。

ペルーでは同じ行き先のバス(会社が違います)が、同じ時間に集中して出発するのだ。
時間バラけてる方がみんなに都合良かろうに・・・・と思うのは私だけでしょうか?




                       長閑な国境である。



ボチボチ歩いて、ボリビアに入国。




と、まぁ国境を越えるのに、ざっと1時間以上はかかっていたでしょう。




ばいばいペルー ありがとペルー

たっぷり3ヶ月。ペルー満喫しました。

分からないことばかりで、戸惑いと共に過ごした日々。

言葉が分かんなくて、こんな訳の分かんないメニューを注文してしまったこともあったっけ・・・。


目玉焼きがのってる焼きバナナご飯。

バナナでご飯は食べれません!!バナナはおかずにはならんでしょ!!
って、自分で注文したのも忘れて、腹立ったんだよねぇ。

だけどねぇ

いつしか、見知らぬ異国だったペルーにも慣れはじめ、、少しずつ緊張はほぐれていった。



アクセサリー作って、道で売ってる兄ちゃんと仲良くなったり・・・・ 
毎日のようにおしゃべりしてたら、売り物の石くれたんだよねぇ


公園のベンチで相席なったインディヘナ夫婦とわちゃわちゃしたり・・・・・
彼らはケチュア語でしゃべってて、私のカタコトスペイン語はほとんど役に立たなかったんだよなぁ。


それから、
青空市で チチャ コラ だっけ?(とうもろこしを発酵させた飲み物) 
おばちゃんたちと飲んでみたり・・・・




見よう見真似で近づいてくと、みんな優しくて ちゃんと受け入れてくれるんだよね。


困った時はいつも誰かが助けてくれたし。そんなに困ってはいなくても、キョロキョロ、ウロウロしてたりすると、やっぱり誰かが世話してくれた。

そりゃあ、たまにはオモシロくないことだって起こるけどね・・・・・大したことではないよね。

ホントに毎日、毎日たくさんの人と出会って、ちょっとした言葉とたくさんの笑顔を交わしたんだな。

ペルーがホントに楽しかったのは、そんな皆さんのお陰だったのだと思います。

どうもありがとう。




























1.29.2012

チョコラテ会@シクアニ


アレキパ 《サンドラの家》

このゲストハウスがスタートしたのは、日本人がきっかけになっていると聞いています。

その繋がりで年に一度、日本から集められたお金がサンドラの元へ送られてきて、

貧しい人たちへ、生活に困ってるいる人たちへ、とプレゼントを贈る会が開かれています。


サンドラから、一緒に行きましょ とお誘いを受け、実際のところ都合は良くなかったんだけど・・・・

いろいろ考えて一緒に行くことにしました

(日本人からのプレゼントと言うことで、日本人が一緒に行くことが分かりやすくて良いのだろうと思います。)




さて、その行き先は、


サンドラが生まれた村、チワク。

クスコからバスで3時間程の所にある シクアニ と言う町から30分程の小さな村です。

私は、プーノから合流しました。プーノからだと5時間程です。


そこには、これぞ田舎という風景が広がっていました。

静かで、長閑で、平和な感じがします。













村に着くとまずご飯が振舞われました。




そして、

会が始まります。

広場にちびっ子たちが集まり、行儀良く並んでいます。








パネトンって言うケーキとチョコラテがみんなに配られます。

これがなかなか美味いんだな!!



 
 
 


そして、

文房具と、新品の靴下と古着が配られます。














みんなで遊ぶサッカーボールも贈呈されました。





さっそく元気にサッカーしてるね。





てな感じで、チョコラテ会終了。


それにしても、この村の様子は、タダの田舎じゃないか?って思ったんだ。

貧しくて、生活に困ってるとは、一見思えないのです。日本だって田舎へ行くとこんな感じでしょ?って思うし・・・・

都会の暮らしと比べると、田舎ってのは少しは貧しさが滲んでいるもんだと思うんだ。

だからと言って生活に困ってる訳じゃないでしょ?

不便そうな暮らしではあるけど、ホントに困ってる人たちだとは、どうしても思えなかった。

じゃぁ、本当に困ってる人はどこに居るんだ?分からないけど、どこかには居るんだよね。

う~ん

日本から送られてきたお金・・・大金だよ。
有意義に使われてるとは思うけど、ホントに困ってる人には、やっぱり届いてないよね。 って正直、思いました。

「ホントに困ってる人」だなんて考えなくていいのかな? 
なんだか、複雑な心境です。こういうのは、私には難しいです。

まぁ いっか。


私はたまたまそこに居合わせた。というだけで村まで出かけて行き、日本人代表みたいなことになってしまいました。 

なんにもしてないのに、「ありがとう」とか言われて、拍手されて・・・・

戸惑っちゃうよね。


だけど、そういうタイミングだったのである。

これもまた不思議なご縁でしょう。
こんなことが無い限り、絶対に立ち寄らない町だと思うんだよね、シクアニって。ましてや、チワク村だなんて、自分の意思の力で辿り着けるとは思えないもんね。

なんで、私はチワク村に辿り着いたんだろう!?不思議だねぇ。
だけど、行くべき所に行けたんだなぁ、って思うんだ。サンドラ家族と一緒に行けて良かった。

どうもありがとう。












1.20.2012

チチカカ巡り



こちらプーノ 
標高3855メートル。歩きながらおしゃべりすると、息があがります。

プーノと言えば、チチカカ湖、すなわちウロス島ですね。

はい。こちらです。


 なんとなく知っている感じでしょ。 
ティティカカ湖と言った方が分かりやすいでしょうか。

ティティカカ湖はアンデス山脈のほぼ中央、海抜3890mに位置し、面積は8300k㎡、
琵琶湖の約12倍だそうです。
ハンパないね!!
日本一の富士山より高い所に、日本一の琵琶湖の12倍もの広さの湖。
なんかスゴイ!!スケールがデカ過ぎてついていけない感があります。



お人形さんが飾ってあるみたいですね。 コレ、人間だよ。


ウロス島は、トトラと言う葦を積み重ねて作った浮島の総称なんですって。
大小合わせて40程の島が浮いてるそうです。



私は、ウロス島とアマンタニ島、タキーレ島を1泊2日で巡るツアーに参加しました。
個人で行った方が安くあがるのかしら?と思って調べてみましたが、代金は変わらずでした。
ピックアップがある分ツアーの方がお得なくらいです。
ちなみに、港の近くにある UROS TRAVEL   E.I.R.L  って会社で申し込んで75ソルでした。
ツアー仲間は20人程。いろんな会社からの寄せ集めでした。


さてさて、ツアースタート。まずはウロス島観光です。


島に上陸すると、ガイドさんのお話を聞きます。


トトラはこんな感じで生えてます・・・と説明している模様。


このように、積み重ねられたトトラは、ロープで湖底に固定され、石の重りもぶらさげて、勝手に流れて行かないようにしているんだよ、って説明している  のだと思われます。



こんな感じで、互い違いに積み重ねてあるだけ。だいたい3メートルくらい積み重ねてるみたい。
3mってかなりだよね。葦はいくらでもあるとは言え、スゴイ量が必要です。




そんで、そんで、

トトラって食べれるんだってさ。

「食べたいひと~!」ってガイドさんが呼びかけたら、みんな手を上げてたわ。


味しない・・・ 。  美味くも無ければ、不味くもない。  ジューシーではある。





お話の後は、島を自由見学。

家の中も見せてもらえるのだ。




テレビがある!!





猫も居る!!


料理は外で。火種はもちろんトトラ。

                     
ちびっこが凧を作っておった。



こっちにもテレビ!最早必需品なのね。


太陽の熱を集めて電気を作ってるんだな。


ちょっとした畑もある





三つ編みでこの長さ 驚異的!!

もちろんお土産も売ってる。

別にに高くもないし、買って買って、ってしつこくもなかった。

家の中も自由に見せてあげて、写真もバンバン撮られまくってるのに、静かに微笑んでる。


なんかスゲーなぁ って思った。

島はたくさんあるから、毎日観光客に上陸されてるわけじゃないのかも知れないけど、生活の場に踏み込まれるのは、私だったら、超ストレスだな。

いくら生活の為・・・とは言え


実際うんざりなのかも知れないね。

ツーリスティックで、いまいち楽しめない とか、ってウロス島ツアーの感想は耳にしてたけど、  私はなんだか切ない気持ちになってしまたった。

欲しいモノがホントになんにもなくて、お土産のひとつも買わないできたけど、やっぱりなんか買えば良かったなぁ~って今更思ったりもする。




島を出る時、歌をうたって見送ってくれる。


私たちは、バルサというトトラ製の船に乗って別の島に移動。


私はちっこい船に乗って5ソル。ツアー代金には含まれておらず、別料金なのだ。



この立派なのは、ひとり10ソルもするのだよ。


途中の島の風景。なんかカワイイ。



着いた島はツーリステックな島でした。お土産屋さんがいっぱい。


泊まれるロッジがあったり、カフェがあったり、魚の養殖してたりもした。


 更には公衆電話もあるのだ。便利だこと。


そうそう、学校もあった。あちこちの島から小船に乗って通学するのね。




ウロス島終了。

ここから3時間、アマンタニ島へ向かいます。



漁をしております。




アマンタニ島到着。



民族衣装を着た島民の方々のお出迎え。今夜泊めてくれる家のお母さんを紹介されます。



港から、じんわり上っていきます。結構キツイ。



かわいい家に到着。


部屋はキレイだったし、電気もある。

 
電気も水道もないって聞いていたけど、やはり太陽の力で電気は供給されているようです。島には電柱がはしっていたしね。携帯電話もたいていの人が持ってる様子でした。だけど、水道は無いみたい。トイレに洗面台があったんだけど、水は出なかった。

顔を洗いたいんだけど・・・とたずねると、水は無いとのこと。料理に使う水はポリタンクから注いでいたけど、その水はどこから? 湖から汲んで担いできてるのかな?
その水で顔を洗うことは許されなかった・・・・・。




家に着いたらすぐ、昼食を頂きました。午後3時ごろだった。



野菜のスープと焼きチーズのせご飯。質素な感じです。

チーズでご飯を食べるなんざ、いかがなもんでしょう?ええ、決して悪くはありません。だけど、  また食べたいとも思わないね。


食事の後は、家の娘さんに連れられて、丘の上の広場へ。
アマンタニ島では、スケジュールがびっしり。アレやって、コレやって・・・と休む暇なしでした。




遠くに見えるは遺跡のような・・・・

                     
サッカー場でした。
よくもまあ、こんな空気薄い所でサッカーなんてやってるよね!!
私は歩くだけでハァハァ言いますよ。





広場では、サッカー観戦する人、編み物する人、憩う人・・・・・


私たち観光客は、太陽を見送るべく、この山を登ります。











景色がいいね。空が近い。




太陽は雲と山の中に沈んでいきました。夜になる前に村に帰ります。



さてさて、お次は晩ご飯

なにが出るかな!!楽しみだね。湖で捕れたトゥルチャ(ます)かしら!なんてね。ワクワクですよ。


カマドでお料理


じゃーん・・・・・・

昼と同じようなスープと、じゃがいも中心の煮込みがのっかったご飯でした。がっかりするほどのことではありません。美味しく頂ました。


ご飯の後は、ダンスパーテーに招かれております。






近所のダンスホールで生バンドの演奏で踊ります。贅沢ですね。


 このとおり、
民族衣装も着せてもらってます。かわいいでしょう?


家の娘さんがエスコートしてくれます。
この子がねぇ・・・まぁ、笑わないのなんのって・・・

踊ってる最中も難しい顔してる訳ですよ。好きじゃないんだろうねぇ、こういうの。
イヤイヤなら付き合ってもらわなくて結構です・・・とかって問題ではないんだよね。
この先何年も、観光客相手に踊らなきゃならないのか~と思うと、大変だなぁ、と妙な気分で踊りました。


家に帰ると午後10時。2時間近く踊っていたことになります。

長い1日が終わります。





2日目。






朝ご飯はパンケーキ。ガスで焼いてました。ほのかに塩味なパンケーキ。



午前8時





ちゃんと民族衣装に着替えて、港までお見送りしてくれます。家の中では普通のセーターとか着てるよ。


タキーレ島に向かいます。アマンタニ島からは約1時間。


浮かんでいるのがタキーレ島


到着
タキーレ島は2,3時間の滞在です。
アルマス広場で自由行動。ツアーに組まれてるレストランに連れて行かれて、自腹でランチをとります。






広場には公のお土産店みたいのがありました。

それぞれが作った編み物を持ち寄り、名札と値札をつけて並べてあります。本人がいないと値切ることもできませんし、そもそも値切る、なんてことができる雰囲気でもありません。
みんな同じ値段をつけています。


帽子に手袋、耳当てにベルト。品揃えはそんな感じ。

それにしても、この細かい模様。素晴らしい!!!感動的に美しいなぁ。

帽子欲しい!!!!

ひとつ35ソル~45ソルです。
だいたい1000円から1300円くらいでしょ。この品質から考えると決して高くは無いんです、分かってるんです。

だけどね~プーノのお宿は一泊15ソルですよ。そう考えると、35ソルは大金なんです。

参ったなぁ。


タキーレ島は、唯一、男の人が編み物をしてる村 とのこと。(女の人は基本的に手編みしないんだってさ。)

つまりこのカワイイ帽子、おっさんが編んでるってわけさ。

マスマス欲しい!!



青空の下で編んでます。




この緻密な模様!どうやって 寸分違わず編んでいけるのでしょうか。

 


ちびっこの頃からの鍛錬の賜物でしょうか。


帽子ひとつ、完成までにだいたい1週間くらい費やされているそうです。
モノによったり、やる気によったりで、2週間かかることも珍しくはないそうですが、1週間を切るのは、まぁ、有り得ないとの事。

1週間、丹精込めて?頭に叩き込まれた緻密な模様を再現していく。
手間と暇のかかったスペシャルな一品。どうしてコレが値切れましょう?敬意を払って言い値で頂くのが筋だと思います。

分かっているんです。

少し考えながらランチを頂きましょう。

 
 
 








キヌアがちょびっとだけ浮いてるスープに、トゥルチャのプレート。コレで20ソルです。島なのでモノが無い。だもんで、プーノから買ってきて、港からは担いで運んでくるんです・・・と言い訳がましく説明されました。

プーノで頼んだら5ソルほどの定食ではないでしょうか。
食べない選択もありましたが、夜はパンにして、今はご馳走頂いとこう・・・ということで美味しく頂きました。


さてさて、ここでツアーは終わりも同然。あとはボートに乗ってプーノの港を目指すのみです。


私は最初から、ツアーを抜けて、タキーレ島で1泊しようかと企てておりました。
決定はその時の気分で、島ですればいいね、と思いながら。(どの会社でたずねても、タキーレ島に宿泊するプランは有りませんでした。)


はい。1泊することにしました。

ゆっくり散歩して周りたいし、夜の顔や朝のお日様も拝みたい・・・と思わせる島です。






















午後は日が暮れるまで歩き回りました。
時々湖を眺めてぼんやり腰掛けてたり、港の見える丘の岩の上で本読んだり・・・・あっという間に夕陽の時間になりました。

壮大な風景でした。

どこを見渡しても、その先には山並みが見えます。なんだか違和感を覚えます。

いつしかこれは湖だ、ということも忘れて、水平線を探していたのでした。

ホント、でっかい湖だ!!



昼にご馳走いただいたので、夜は手持ちのパンと果物をかじり、8時には布団に入りました。
 
カーテンを開けたまま、星空に浮かんでる心地で眠りにつきます。
 
ベッドから見える僅かな家々には明かりが灯りました。やはり、タキーレ島にも電気はあるのです。

それでも、ホントに暗い島です。

宇宙と溶け合ったような星空でした。



ご来光はこんな感じ。
雲の隙間からかろうじて顔を見せた・・・

この後、1時間くらい土砂降りしてた。そして1時間くらいシトシト降り続いて、9時頃にはすっかり 晴天の青空全開。


軽快に朝の散歩に出かけました。

おっさんの編んだ帽子を買おうかしら・・・とお土産市場を覗いたり。

うーーーん。

買わずに宿に戻ってしまった。



おや?







宿のおやじも編み物上手!!男はみんな編み物できるのかな?


このおやじから、帽子をひとつ買いました。おそらく古着だったのでしょう。
洗濯してくれて、25ソルで売ってくれました。


ハッピープライス!!ありがとう。

ねばった甲斐があったな。この人が編んだ帽子!と思うと愛着もひとしおであります。


めでたし、めでたし、で港に向かう。






正午 プーノへ向けて。同じツアーの船で帰りました。






3日間のティティカカ湖島巡り。満喫しました。
美しい風景と、素朴で温かい島の皆さん。
いろいろと思うことは有りますが、ホントにここに来れて良かった。
ダイズハッピー☆




いつも以上に長くなりました。個人的な感想ですが、つきあってくれてどうもありがとう。