4.30.2012

ボカ@ブエノス


アルゼンチンと言えばサッカーでしょう。

メッシとかマラドーナっていう選手が、アルゼンチンの有名らしい。


ブエノスでお世話になっているお宿には、明日を夢見る、未来のスター選手が滞在してる。

今はまだ、ナニモノでもないその若者にサインを貰っておいた。

やがて日本代表になって活躍する男だから、ご飯も食べさせておこう!!

彼の活躍をテレビで観戦しながら、

「ブエノスで、コイツにご飯食べさせてあげたんだよねぇ~ ああ言えばこう言うし、うざいんだけどカワイイ奴だったよ・・・」 

なんて言ってみたりしてね。

いつかそんな日が来ればいいなと思う。

そんな日がきっと来るんだと思う。



さて、

サッカーなんてろくすっぽ見たこともない私が、愉快な旅仲間とサッカー観戦。

ブエノス アイレスにはいくつかサッカーチームがあるらしい。

人気、実力ともにピカイチなのが、ボカジュニアースっていうチームだとか。

初めて聞く名前ですけど・・・・みなさんご存知ですか?



宿の管理人のおねえさんがサッカー大好きで、審判をする資格まで持っている、という熱烈な人だったおかげで、
私たちは、破格のチケットを手に入れることができた。

ボカジュニアースとベネズエラのなんだかっていうチームの試合です。

ベネズエラの応援側のゴール裏のチケット。

70ペソ およそ1400円なり。

サッカー観戦ツアーで、人気のある試合だったりすると、500ペソ(およそ1万円)もするらしいよ。

私たちが観戦した試合の、同じ席のチケットを200ペソ以上出して観戦してる日本人もいたんだそうだ。

ダフ屋が持っているチケットは99%ニセモノだと思った方がいい らしく、そんなの買うくらいなら、入場のチケット係へのワイロの方が簡単だとか・・・

アルゼンチン サッカー観戦事情もいろいろとうがいかいました。


はい。

スタジアム到着

5:00PM


待ち合わせ場所。

5時半くらいになると、この場所までもチケットがないと入ってこれないようになってた。

スタジアムに辿り着くまでの路上に、3つのゲートがあって、チケットと荷物と体のチェックがあるのだ。

私たちはチケットを持っておらず、チケットを持ってる人と、五時半にここで待ち合わせておったのです。

6時になっても現れず・・・・

6時半になっても現れず・・・・


物々しい警備はしかれるし・・・




スタジアムから歓声が聞こえ始めた。

もう始まっちゃってるんじゃないかしら?

私たちは会場に入れるのかしら? サッカー見れるのかしら?

逸る思い・・・・


トイレにも行きたい・・・・


どうすっかな?

このゲートの外に出るべきか、出ざるべきか・・・

待ち合わせの場所を離れて、大丈夫なんだろうか?


トイレも行きたいのだし。

外出ちゃおっか!

ゲートの外に出ると、もうここへは戻って来れないのだけど。


そもそも、私たちはチケットを持っていないのだから、ここには来れないと思っているのではなかろうか?

ゲートの外を探し回っているんじゃなかろうか?

いろいろ考えてみるものの、ナニが正解か分からないのだ。

あー

面倒くさい。なるようになるのだ。

最悪、サッカーの試合が見れないという事が起こる。70ペソ捨てることになる ということだけだ。


とりあえずトイレに行こう。


適当に店を覗き、トイレ貸して、とかトイレどこにありますか?って聞いてみる。

すんなり、駐車場のトイレを貸してもらえた。


すっきりして、
サーってどうすっかな?


って歩いていたら、私の名を呼ぶ声が聞こえる。

げげ!!どこ?マジで?

奇跡みたいだね。

会えるなんて思ってなかったんだよ。もう諦めてて・・・・何時くらいになったら宿に帰ろかな、なんて相談してたんだ。

待ち合わせの人、なんでこんなに遅刻しちゃったか?って言うと、

スタジアムに辿り着いた時に、みんなのチケット宿に忘れてきたって気づいたんだってさ。

げげぇー

タクシー乗って取りに帰ったんだってよ。

げげぇーーーーー


すっかり陽が落ちた午後7時

私たちは歓声の響くスタジアムに乗り込んだ。

入場の時、ペットボトルが没収された。

コレをグランドなどに投げつけるから危ないらしい。

わたしはそんなことしないよ!!コレ、必要なんだよね!!って言ってみたけど、ポイっと地面に投

げられてしまった。 ゲートを通過した後、投げられたペットボトルを拾って持って入ったけど、そこ

までは注意されなかったよ。




ゴール裏の安い立ち見席は、人で溢れていた。

お巡りさんいっぱい。
仕事中とは思えない寛いだ感じでおる。



携帯いじったり、完全に観戦しとるわ。





もう、間に合わない・・・・試合見逃しとるわ・・・って思っていたけど、
丁度、始まるところだった。

うおぉーーーーーーーー

とどろく歓声。ハンパないな。

かなり熱狂しとるわ。

ベネズエラ側の席だって聞いてたけど、みんなボカジュニアースの応援しとるねぇ。

ボカのユニフォーム着とるし。



テレビで見るより、グラウンドは小さく感じられた。

米粒よりかは少し大きいけれど、小さな人間が、チョコチョコ走り回っている。

もともと、サッカーに興味がある訳でもなく、ルールも良く知らないのだけれど、

なんだかとってもオモシロかった。


テレビで見てる方がよっぽどよく見えるのに、よっぽど分かりやすいのに、わざわざグラウンドまでやって来るって気持ちが、分かる気がした。


この歓声と雰囲気が、私を興奮させた。

初めて聞く、クラブの応援歌を一緒に歌う。

今となっては、どんな歌だったのか、少しも思い出せないのだけど、声を張り上げ長年応援してきたファンみたいに、わあわあ歌った。

楽しかったなぁ。










私の目の前で、ボカがシュートを2本入れた。

得点シーンも見れて、大満足。

試合が終わってから出てたら、混むし、もしかして暴動などが起きたりしたら大変だから、

後半始まって30分のところで、会場を出ることにした。

出ようとすると、お巡りさんが、出られない、試合が終わるまで出られない、って言って通してくれなかった。

なんでかね?

帰りたいって言ってるだけなのにね。

反対側の階段に行ってみて、帰りたいよーって言ったら、通してくれた。





サッカーの国アルゼンチンで、サッカー観戦できて良かったわ!!

ホンモノのサッカー見たわ。

因みに、鳥取のサッカーチームは

ガイナーレ鳥取。J2らしいです。夢追いサッカー青年が知ってましたよ。

どうぞよろしく☆



ボカジュニアースは、ボカ地区がホームグラウンドのチームです。

この辺りには、カミニートっていう観光地があるんだよね。






カラフルな家がかわいいアートな町のようだ。

港町で・・・・なんだかんだと説明はあったけど、なんだったっけな?

まあ、とにかくカワイイ町だった。


ボカ満喫

どうもありがとう


4.24.2012

鳥のうんこがついていますよ@ブエノス

ブエノス ディアス  (おはよう)

ブエノス タルデス  (こんにちは)

ブエノス ノーチェス (こんばんは)





ブエノス アイレス  (良い空気)     
ただいま滞在1週間が経過しました。

居心地が良いのだと思います。上野山荘別館です。


まさかの、




まさかの!!


ごーやチャンプルなど頂ながら


のんびり過ごしております。


さてさて

もう好きなだけ居ってやれーと思い直して、延泊願いを小出しにしながらボチボチ観光しております。


























地下鉄に乗ったり~

して、日曜日の骨董市に行ってみました。

歩いてでも行けるんだけどね。

 社会見学だよ。



街角でタンゴ踊ったりしとるで!!





さすがアルゼンチンだね。タンゴだね。

骨董市の周りの道路には、ずらーっと屋台が並んでいる。









似顔絵描きがおったり


自由の女神がボタン売っておったり








骨董なのかなんなのか?カワイイ瓶がならんでたり

ストリートパフォーマーもいっぱい居る し

シャボン玉おばちゃんも真剣勝負




ビデオケースで作ったバッグも売ってる。カワイイけど骨董じゃねーし。

お人形は古そうだけど・・・・骨董ですか?ちょっと怖いな。


ってな感じの楽しいお散歩でした。


骨董市を見学した後、お墓に行くことに。



アルゼンチンでは墓のある場所によって階級が評価されるらしい。

ここ、レコレータ墓地は、ブエノスアイレス最古の最も由緒ある墓地なんだってさ。

彫像や装飾が施された納骨堂。芸術的な墓地として世界的に有名なんだそうだ。

国の文化財に指定されてる墓もあるんだってさ。(歩き方より)




墓には見えないなぁ

観光客もいっぱいだし。









これはエビータのお墓

お花がいっぱい。



何でだか知らないけど・・・・



観光客風のおじさんに写真を撮られたりもした。





そうそう、


骨董市からお墓に行く途中の道でね、出会ったんだよ!!


6車線くらいあるでっかい道路の歩道を歩いていたんだ。日曜日は、閉まってる店も多いし、

会社はお休みになるから、歩いてる人なんて、ほとんどいない道。


一緒に歩いてた池ぞう君が、背中になんか付いてないですか?って聞いたもんだから、見てあげたわけさ。

そしたら、ピ、ピ、ピっ ってなんか付いてて、シャツが汚れてる。

木の下を歩いていたから、鳥のうんこがかかったんだ!!って思った。

私もその朝、宿のテラスで椅子に座っていたら、太股の辺りにぼっちゃっと落とされていたからね。

ははは、うんこだうんこだ。お気の毒に って笑っていたんだ。

そしたら、後ろから歩いてきた二人組みのおばちゃんに、背中になんか付いてるよ!!って言われて、

ご親切に「拭いてあげようね~」とか言ってティッシュを出してくれたんだ。

木の上を指差して、鳩がうんこしてったよ、みたいなこと言ってる。

どういう訳か、私の背中も拭いているよ。ナニ ナニ?って池ぞうに見てもらったら、私の背中にもかかってるって。

1日に2回も!鳥にうんこかけられるなんて、アル? 


よっぽど運がつくってことだよね!!やったー!!ラッキー!!


なんて、

思いませんよ。



「こっちにおいで、拭いてあげるから」 車道寄りの木の下のスペースに誘導されたよ!!



ねぇねぇ、コレってケチャップ強盗じゃね? 

そうですよ、強盗ですよ!!


私たちはすぐに気づいたんだよ!!ちゃんと予習していたからね。ピンときました。

木の下で背中を拭いてもらって、ありがとうって言って行こうとすると、



「水で洗った方がいいよ」 とか言ってカバンの中からペットボトル出してきたよー



そんなこと、してくれなくていいよ、ホントにありがとう って言って行こうとする私たち。



「ちょっと待って、ティッシュまだあるから、拭いてあげる・・・はい、ティッシュあげるから・・・・」

とかって引き止めるおばちゃんたち。



ありがとう、ありがとう、って満面の笑みで、心底感謝してるよ、って顔で、お礼を言って、

行こうとする私たち。オマエらが強盗だなん気づいていないよ、っていう演技をしてたんだよ。



そんなやり取りを何回か繰り返して、

もういいかげん行くわ、ありがとねーばいばーいって

その場を後にしました。

おばちゃんたちも笑顔で手を振ってくれました。


コレってホントに教科書通りって感じ。

情報ノートかなんかで見たのとまるっきり同じだったわ。

車道の方に誘導して、ちゃんとタクシーも確保してるみたいだったし、

地図とか持って観光客を装ってるみたいだったしね。

めちゃめちゃ親切なおばちゃんだったよ。

でも、私たち、ちゃんと予習できてたし、カバンだって持ってなかったんだよね。

ケチャップ強盗ならぬ

鳥のうんこがついてますよ強盗でした。


シャツ汚れて、変な臭いしてたけど、これもまた貴重な経験ですね?


ナニゴトも無くて良かったしね。ぴーす








4.23.2012

ライオンと遊ぶ@ブエノス

ブエノスアイレスから2時間ほどバスに乗ると、ルハン動物園に辿り着く。

ここは猛獣と仲良しできるというのが人気なのだ。

動物の種類はあんまりいなかったけど、仲良し度は抜群。

動物苦手のわたしになどには、おっかなくってしようがない動物園だ。


入園料は100ペソおよそ2千円だよ。


じゃーん


こじんまりした入り口。

門がしょぼいな・・・ 
コーラの宣伝ばっかで、端っこの方にちょこっと ”ズー ルハン” って書いてあるだけ。


園に入ると、

鳥たちがあちこち自由に歩き回っておった。

コイツはアヒルかな?


























羊かわいいなぁ~   コイツラも檻に入れられてはいないのだ。




おー!!



赤ちゃん寝とるわ。



 コイツはライオンかな?猫みたいかな?

それにしても、小さいやつはカワイイなぁ☆




肉をむさぼる子トラ。



ガオーって時々言ってた。

そしたら係のお姉さんにめちゃめちゃ怒られてたわ。




ライオンとトラと犬が同じ檻の中で暮らしてる。





まだ子ども同士みたいだったけど、犬は大人なのかな?

ブレ過ぎててゴメンね



追いかけ回して、けんかしてるみたいだけど・・・・・。

犬は「キャイーン」とかって鳴くから、やられてる感があるけど、その後、ライオンにもトラにもやり返して噛み付いてるんだよね。

だまってやられてる訳じゃないけど、犬が弱そうに見えるからハラハラするわ。

噛み殺されたりしないのかしら?とか・・・

じゃれあってるだけだよね?





大人になったら、大人のトラだけで暮らすようになるみたいだなぁ。






トラかなりデカイよ!!


こんな中に入って行けるものか!?


かなり怖いんですけど・・・・・


せっかくこんな動物園に来てるんだから、勇気出して行くしかないでしょ!!

ガンバレわたし。勇気出ろ!!

精一杯の平常心を装って、恐怖心をトラに悟られないように


いざ!!


トラとわたし。ホンモノだよ。カッコイイね!!!

お次は、トラに

ミルクをやる。






ビビリ過ぎなわたし。

トラの舌はザラザラしとる。肉厚でずっしり。

犬にも舐めさせたことないのに・・・・トラにベロベロ舐められとるわ。

だけど、

きゃー とか言わなかったよ。 トラをびっくりさせたら悪いからよ。わたし、大人になったでしょう!



どんなもんだい!!!


得意げな顔も作りきれていないさぁ。

ベロベロ~



やればできるもんだな!って自信がついたもんだから、

今度は意気揚々とぞうさんとご対面。

はじめまして~



なんかカワイイ!!やたらカワイイ!! 優しそうな顔しとる。


ぞうにりんごをやるのだ。

係のおじさんに習って、言われた通りに立ってみる。

背中でナニが起こるのか分からないから、ちょっとドキドキ。





げげぇぇーーーー

相変わらず、ビビリ過ぎでしょ・・・・


りんごを持つ手がぞうの鼻に吸い込まれるぅ~

鼻の中は柔らかい肌のようだった。ほのかに温かく、鼻水も無い乾いた空間だったわ。

蛇腹のホースのような感触だったような気もするなぁ・・・・

ホンの一瞬の出来事で、実はよく覚えてはいないのだ。



だんだん楽しくなってきたねぇ~







のほほーんとした月曜の動物園。


最後はライオンと肩組んで
ばいば~い




ベロベロも上手でしょ☆





ライオンがこんなに人と触れ合えるなんて信じられないよね。
奴等は猛獣だからね。百獣の王だよ。

ここのライオンたちは、なにか分からんけど、おとなしくなる薬を飲まされているらしい。

だから、目もとろーんとしてるし、動きも緩慢なんだって。

かわいそうとかいけない事をしているとか、誰でも思うことだろうけど、そんな風にして、私たちを楽しませてくれているのだ。

人間っていうヤツは、なんだって自分の都合のいいようにもっていこうとするんだね。

ソレが出来るんだから、ホントにおっかない存在だと思う。


でも、ここの動物園にはちょっとした言い訳がある。

ライオンやトラは、サーカスからやって来たんだって言うことなんだ。

サーカスで役目を終えた猛獣は、もう死なされる運命だった。

それを動物園が貰い受けて、死ぬまで養ってるって。だからもともと薬漬けだったんだって。

動物園は悪くないってこと。

死なされるよりはマシでしょ っていう考えなんだね。

おかげで私は猛獣を撫でて、イエーイ!!とかして、ステキな経験をすることが出来た。


小1の時、クラスでひとりだけウサギを抱っこ出来なかったといって、先生に怒られた私が、

動物とこんなに戯れることができるようになりました。



どうもありがとう☆