片道切符の憂鬱

うわさには聞いていたけどね。

自分には当たりませんようにって願っていたよね。

だけどね

当たっちゃたのよ・・・・・・




９月１２日午後２時　成田空港

チェックインは２時間前にってことで、ギリギリの時間に私は成田に着いた。

カウンターには長蛇の列。

ちょっと焦る。

さぁさぁようやく私の番です。

最近は、自動チェックインっていう機械でするのね。知らなかったわ。

機械にパスポートを入れて・・・

ん？



係りの人の手伝いを待って下さいみたいな表示。

やってきたお姉さんが、カチャカチャして・・・・・

「エクアドルまで行かれるんですよね！」

はいそうです　　　

「出国のチケットは持ってますか？」

はぁ～

これでしょ！　　　って一応答えます。

「違います！エクアドルの出国です！」

あがい～

持ってないです・・・・

バスでね、南下するんですよ！ペルーとかね、バスで周るでしょう！！　ねぇ・・・・

って言っても、もうどうしようもない訳で、

やべぇ～見つかっちゃた・・・

ってうろたえる私。



「出国のチケットがないと、発券できません！」

きっぱりと言い放つお姉さん。

ちょっぴり愚図ってみる私。

だけど、本気でごねてる時間はありません。そもそも、私に勝ち目などありはしませんから。


じゃぁ、じゃぁ、どうすれば良いいわけ！？

ってことで、ちょっと向こうの発券カウンターまで小走りして、

エクアドルキトからアメリカヒューストンまでの片道チケットを買わされる破目になりましたとさ。


発券カウンターのお姉さんは、キャンセルする用のチケットを取ってあげますからね、

と言ってアレやコレや調べてくださって、いい加減時間かかりすぎだったけど、

キャンセル料とかかからないオープンにしといたから！って言って、９万円くらいするチケットをくれた。

それにしても、高いね！！　大丈夫かよ・・・・って超ドキドキ。

「あっちに着いたら、電話してキャンセルしてくださいって言えばいいからね。」

とい言われて、発券完了。



もう一度、チャックインカウンターに戻った時には、出発１時間切ってるし。

そっから出国でちょっと並んで、出発ロビーまで駆け足したけど、ぎりぎりもいいとこ。

もう、搭乗も始まっちゃってました。

父さんと母さんに行ってきます電話するのもままならないくらいで、

日本最後にと、うどんをすする　とか、東京でお世話になった友だちにありがとうを言うとか、

トイレに行くなんてこともできなかった。


てなドタバタで、成田を飛び立ったわけです。



そんで、そのチケットをキャンセルしようと、キトの新市街にあるという、コンチネンタル航空の

発券カウンターとやらに行ってきました。


ワールド　トレードセンター　ビル　の１１階。

ちゃんとツインタワーになってるわ！！

なんでキャンセルするの？とかいろいろ聞かれたけど、カタコトの英語でもなんとかキャンセルできたみたい。

お金は日本で返すから、みたいなこと言われてたけど、カードで払ってるんだから、普通にキャンセルになるでしょう？
意味わかんなかったけど、まあいっか。



無事に用事済ませて、ちょっと散歩。
新市街はさすがに首都って感じだな。

働く男がスーツ着て歩いてるし、女の人が、タバコ吸いながら歩いたりしてた。

ケンタッキーでは、ミニスカOLが注文したりしているしね。

宿の在る旧市街とはちょっと違うね。

 

 

 

またゆっくりの時に、散歩してみましょ☆

それにしても、みせかけだけのチケットをわざわざ取らなきゃならないなんて、みんなの手間だよね。

大人の決めることは、よく分かんないや。