ポトシは標高4070メートル。
世界一高い都市なのだ!!そして、スクレと共に、町が世界遺産でもあるのだ。
町を歩けば、いたる所からこの山が見える。
富の山。
旅のお宿は
La Casona
セントロの11月10日広場からCalle Tarija を2ブロック。Calle Chuqisacaで左折してちょっと上った所に有ります。
1泊 ドミ 35ボリ
キッチン、wifi 有り
シャワー まあまあ。
朝食付き
ポトシ、世界遺産の町。
セントロは細い道が碁盤の目のように走り、静かで落ち着いた雰囲気です。
道を聞いたり、何か買ったり・・・いろいろと人と触れ合う機会がありますが、なんだかとっても温かく感じます。
笑顔がステキなんです。
居心地の良い町です。
サンタクルスから、バタバタと移動する日も続いていたので、ポトシでは少しゆっくりすることにしました。wifi が有るっていうのも都合が良いしね。
のんびりしている中で、唯一の観光。
ポトシに来たなら、コレは見とかないと・・・っていうか、コレ見にポトシ行くでしょ!っっていうやつ。
MINES ツアー!! これ何って読むの?
日本語では 鉱山ツアーです。
銀やら錫やらがとれるらしい。
いざ!!
こんな格好をして・・・
まず、鉱山で働く人たちへの おみやげ を買います。
ここでガイドさんがいろいろお話ししてくれます。
鉱山で働く人たちは、朝ご飯をたっぷり食べて昼は食べないのだそうです。
その代わりに、コカの葉を噛みながら1日を過ごすらしい。
コカは、プロテインとビタミンが豊富なんだって。
噛んでいると、眠気を覚まし、空腹を紛らわせ、疲労を感じさせなくするそうです。
まるでコカインだな。自然の葉っぱだから体に悪くないとは言うけど、どうなんでしょう?
高山病予防に効くということで、クスコ辺りから、いつもコカ茶を飲んだり、葉っぱを食べたりしていたけど、こんな効果があるとは知らなかったわ。
おみやげ
コカの葉とタバコ
黒い石みたいなのと棒みたいなのは、名前は分からないけど、食べ物なのだ。
甘いのとしょっぱいのだそうです。すごく固かった。コレをコカの葉と一緒にちびちびかじるのだそうだ。
他には、オレンジジュースと手袋、アルコール度90%以上のサトウキビのお酒がおみやげの定番です。あとダイナマイトも。
坑道へ向かう
入り口
坑道は蟻の巣みたいに張り巡らされている。
ライトを消すとホントに真っ暗でナニも見えない。穴の中歩いてるのだ、当然だよね。
坑道を行くのはなかなかハードである。崖みたいな所を上ったり下りたり、足元は砂みたいだったり、石ゴロゴロだったり。
私は冒険気分だった。
奥へ奥へと進んで行くと、鉱夫と出会う。
作業はもっと奥でしているみたいだった。
ガイドさんの説明を聞きながら、私たちも一緒に一休みだ。
アルコール90%以上のサトウキビのお酒を一口飲んでみる。
かぁー
ホントはオレンジジュースで割るのだ。
(このハンサムはガイドサンね。)
お猪口くらいの小さなコップになみなみついで、
ひとりずつ順番に、回して飲む。
作業の安全を祈り、地面に4滴、一口飲んで、
残した分をまた地面に返す。
鉱山での過酷な労働は祈りと共にある。
記念写真撮って、おみやげ渡して・・・・
彼等は作業へ戻っていきました。
私たちは、また別の抗道を行く。
石ころに金が!!
自然の金だって。
金ってこんな風になるの?
知らなかった。
石から生えてくるですか?
ホントに何も分からないのだ・・・
そしてこちらは、
パチャママ
神様です。作業の安全を守ってくれている ハズ。
よく見るとタバコ吸っとるわ。
長い時間坑道を歩いていたような気がする。
作業している所に出会わなかったからかな?なんだか鉱山の過酷な労働を見学したってのが実感としてない。
ガイドさんの話も、言葉が分からなくて、理解が深まらない。
けどね、
鉱山がどんなに過酷な労働なのかって事は、知っているんだ。
粉塵を吸って体を悪くして長く生きられないとか、崩落事故もあるしとか、とにかく、命をすり減らして働いているって。
知っているんだ。
だけど、
わたしには、銅山ツアーって冒険だった。
トンネル掘って、果てしなく掘って、銀や錫を採って、命を燃やしている・・・って想像する暇も無いくらい、私は必死に歩いていた。
そう、ホントに過酷な場所だった。
後になって思うと、よくこんな所で・・・って思うよ。
抗夫のみなさんが休憩している。
冒険じゃない。人生がここにある。
ナニを思えばいいのか分からないけど・・・・
トンネルから抜けると鉱物が運び出されてきた。
これは何になるんだろう?
町では、銀とか錫とかの土産物も見かけないけど。
どこへ行くんだろう・・・