ベレン

サン　ルイスから夜行バスで、14時間ほど。

バスの中はこんな感じ。

前に席が無い席に当たると、ホントゆったり快適に足も伸ばせるのだ。

シーツみたいな布をかぶっているけど、こんなんじゃ、寒いよ。このバスは、久々にダウンも着るくらい寒かったです。



さて、

ベレンはアマゾン河の河口に発達したパラ州の州都で、人口170万人の大都会なのだそうだ。

その割りには、こじんまりしているような気がする。


それにしても、なんだか嫌な感じのする町だったな。




ゴム景気の繁栄の時代（1868年頃）に建てられたというパス劇場

昔は華やかだったのだね・・・・

と思うけど、なんだかどんよりした空気を感じるわ。

メイン通りにあるヘプブリカ広場。

向こうには高いビルが並んでいるね。ホテルはヒルトン・・・

日曜日の蚤の市は、たくさんの人で賑わっていて楽しげなのにね。

空を覆う大きな木は、マンゴーだってさ。

ベレンは別名マンゴー並木の町　と呼ばれているらしいよ。

樹齢100年を越すマンゴーの木が数千本もあるというから驚きだわ。

なんだか懐かしかろう

ゲームいっぱい

実演販売だね。切りまくっとるわ。

げげぇ　　金魚だ・・・・

所変われば売られるものも変わるのねぇ。蚤の市やら屋台やら、あちこちでいろいろ見たけど、

ベレンのは、また独特だなぁ。オモシロかったです。







この蚤の市、午後3時くらいに再び覗くと、すでに終わっていて、、人はどこへ行った？って心配するくらい、公園も並木道もガラーんとしてた。

ベレンのメイン通りだという、プレジデンチ・バルガス大通りさえも、ほとんどの店は閉まっていて、

ゴーストタウンみたいだったんだな。

なんだか本当に不気味で恐ろしかったんだ。日曜日はガランとする町は多かったけど、ここまでガランとされると、怖いわ。

建物もオンボロで、壊れて荒れたままになってたり、道がゴミだらけだったりして、治安が悪いぞーって顔してる。

それから、道にいる人が、なんって言うか・・・そこに住んでるような雰囲気を醸しだして座っていたり、寝転んでいたりして、前を通り過ぎる時は緊張するんだよね。

ベレンってどうなのかしら？治安が悪いとか特に聞いて来なかったけど・・・日曜日の午後は、なんだかとても嫌な感じでした。


でも、月曜日はまた違う雰囲気で、人もたくさん歩いているし、少しは安心して歩けるね。

この日は、私もいくつかやることがあったので、張り切って出かけました。

川沿いの市場

日本人のおじさんが、コシーニャの屋台をやってた！！私が生まれた頃移住されたらしい。

アマゾン地域にも、日本人移住者は多いんだってね。胡椒とか作ってたみたい。今も農業やってるって人はほとんどいないみたいだけど。

川沿いの市場とその向こうの何本かの通りは商店街みたいに、いろんなお店がいっぱいなのだ。服屋が多い気がするね、ちょこっとだけど、釣り具屋さんみたいのも発見したぞい。

商店街みたいな通りには線路が敷いてあった。

下はお店で上はボロボロ。そのうち木に食われてしまいそうな建物。家から木が生えてるなんてステキだけどね・・・コレは荒れてるだけだから・・・・ちょっと違う。

 港の方に行くと、こんな感じ。

おもちゃみたいで、カワイイ家がいっぱい。

 ブラジルナッツって言う？なんだっけね？殻を割ってます。即売コーナー








ふー


散々歩き回って、ハンモックとゴザ袋を買ったのだ。

明日から、船旅始まるからね！！

船の上で過ごす涼しげな洋服でも調達しましょ！って思って探してまわったけど、いいのが見つからなかった。

みんな変てこなんだよなぁ・・・・思い切って、超変てこで行くか！！と思いきや、いいお値段するんだから手が出ないよ。

まあいっか。

必要なものは揃いました。





ベレンは、船に乗る為に来た町だった。だから、あんまりあちこち見てまわろうっていう気分でもなかったかな。

準備が整って、蚤の市も覗いて、それで充分なのでした。

それに暑さがハンパないなぁ。

暑くてたまらん・・・って昼間は外に出たくないくらいだったわ。




そうそう、旅のお宿はコチラ！！

Hostel Amazonia

住所　R．O　de Almeida548

ドミ　20レアル　

キッチン、WIFI　フリー。

チェックアウト後の荷物預かり4レアル。宿の共有スペースに居るだけで７レアル。



同じドミだったブラジル人のおじさんと、広場のバールへ出かけて、ビールを二人で1本だけ飲んで帰る。

それだけでいいんかい！？ってツッコみたくなるでしょ！

いいんです。

ベレンの夜は、そのくらいがちょうどいいのです。