すっかり自分家みたいな気分で寛いでいます。
入り口も窓も開け広げた家。
外から丸見えだけど、通りがかりの人が用もなのに、中を覗くようなことはなく、家に居る方も特に気にする様子はありません。
だけど、外から見える所に物を置くのは厳禁なのです。
一度、カメラをテーブルの上に置いて、手を洗いにちょっと奥へ行ったら、お母さんにものすごく注意されました。
外を泥棒が歩いていて、素早くカメラを盗んで去って行くのだそうです。
外に干した洗濯物もなくならないように、なんとなく誰かが見張っていたりもします。
アンパロの家の前を下って行くと、ベレンのホントに治安の悪い地域なんだってさ。
この下へはひとりで行っては行けないよ!!危ないだからよ、絶対行っちゃだめよ!!
って、みんな口をそろえて言います。
だけどそこは、「川に住んでる」 ってガイドブックに書いてあって、是非行ってみたいと思っていたので、アンパロに頼んで、連れてってもらいました。
下へ着くと心なしかピリッとした空気です。
アンパロはすぐに警察に声をかけ、ガードを頼みました。町で見かける警察とは、少し雰囲気が違うので、ベレンの自治警察なのかも知れませんね。
とりあえずメインストリートらしきを、川の方へ向かって歩きました。
写真を撮ると、すぐにシャツの中にしまうように指導が入ります。盗られるのだそうです。
雨季になると、川が溢れてこの道も水の底に・・・・水位は3メートル位になるんだって。
町中が毎年水没しちゃうなんて考えられないな。
川の水が上がってくると、家の前に板を渡し通路ができるそうです。
たいていの家は、高床式だったけど、1階が商店になってる家もあって、、そういう家はどうしてんだろうね?この辺には水来ないのかな?
とか謎のままです。
あと、船式の家もあって、水が来るとそのまま浮かんじゃうんだってさ! どっか行っちゃわないのかな?謎だな~。
川に着くと、ボートの客引き現る。アンパロは当たり前みたいに乗りましょ!って。
警察とはここでお別れ。
帰りが心配だから、この地域の入り口の所までちゃんと送って行くように、って警察の人がボートのおじさんに話してた。
そんなに危ないんだね・・・・
船に乗ると、雨が降り出した。雨宿りさせて下さい、って誰も知り合いじゃないのに、通りががりの家へ。
そんなことは当たり前みたいに、どうぞどうぞって中に入れてくれて、アグアへっていう果物もご馳走になった。
雨はすぐに止んだ。そして、川の支流へとボートは進む。
川と川の間は、それなりに広い陸地になっていて、集落やちょっとした村っぽいのや、危ない感じのしない長閑な田舎の風景があった。
ボートのおじさんに連れられ上陸し、果物や畑のハーブについて説明を聞いた。よく分かんないけどね。
そして、ここは自分の家だと言って中に案内してくれました。
なかなかいい感じの家でしょ!!クリスマスツリーもステキだし。 このツリー、ペットボトルで作ってあるんだってさ!!エコだね!!!
そんなこんなで、危ないというベレンを無事に見学させていただきました。
泥棒が住んでるって印象付けられてたけど、善良な市民がささやかな暮らしをしているように感じました。
みんなが守ってくれていたからだろうね。 ありがと~。
それから、
もひとつ。
夜の散歩。日が暮れると、アンパロとよく散歩に出かけました。
インターネット屋さんに行ったり、カジノにも入ってみました。土日は、川沿いの広場がお祭り騒ぎで、それも楽しいひと時でした。
ある夜、セントロのアルマス広場で出会った光景です。
韓流ファンの集いだね!!
こんな所まで浸透してるとは思いもしないから、ホントびっくりしたわ。
彼等は、日本のアイドルにも熱狂的でした。
お気に入りは嵐。中でも、松本潤という人がLOVE だそうです。あと山ピー(山下くん)って人もキャーっ結婚したいって言ってました。
携帯電話から嵐の歌が流れてだし、歌ってくれましたが、一緒に熱唱できなかったのが残念です。
嵐の歌も歌えないなんて・・・・日本人として恥ずかしいかぎりです。
更に、彼らは、日本のアニメやドラマにもやたら詳しくて・・・・ついていけませんでした。
ついには、「ワタシハ オタクデス」と自己紹介されてしまって、
「アナタハ オタク デスカ」と続いたので、少し考えて、「いいえ違います」 と答えました。
なんだか、がっかりされてしまいました。
この出会いがきっかけになって、日曜日にキストコチャっていうリゾートチックな所に一緒に遊びに行くことに。
お弁当をこしらえて、ピクニックです。
イキトス満喫しました。
どうもありがとう☆ ぴーす☆
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