12.03.2011

キャピタル リマ


オラ!

プカルパからバスで20時間ほど・・・・・



バスはおんぼろ、TRANSA AMZONICA社
料金は45ソル。







熱帯雨林からアンデス山脈を超えて・・・・・。  雪が積もってたなぁ~ 夜寒かったで。










リマに着きました。



旅のお宿はHOSTAL ESPANAです。
この旅、初のドミトリー。20ソルwifi 有り。
場所はセントロ。Jr.Azangaro105です


 
 
 
 
 
なんでか・・・・・
 
 
 
 
 
知らないけど・・・  
 
 
 
 
 
 
カメやら孔雀やらオウムやら、犬、猫が居る。






はい。


リマです。

さすが首都。

新市街とか、ミラフローレスっていう海辺の繁華街?みたいな所へ行くと、東京みたいだった。



 
 
 



海の見えるレストランで

ランチしてみたり・・・

 
 
 
 


ペルー1大きいっていう国立博物館ってのに行ってみたり・・・・


確かにデカかったけどね。中身スカスカよ。  8階建くらいだったけど、展示は3つのゾーンがあるだけ。
これだけですか?って聞いちゃったもんね。                              
タダだったから、まあいっか・・・と思ったけど、物足りない感じ。                                                                                                                                                                                                                       



そして、

天野博物館。

天野さんっていう移民のおじさんが、チャンカイ文明の遺跡発掘で出会った土器やら織物に惚れ込んでつくっちゃったという博物館にも行ってきました。

予約制で、日本人のボランティアスタッフの方がガイドしてくれます。

私が、予約の電話をしたら、明日はいっぱいなので・・・と言われ、その次の日にお願いしました。

そしたら、今度は私ひとりだけで、貸切ですよ~なんて笑ってたね。前の日は30人くらいの団体さんが来てたんだって。



さて、

その内容ですが、

まずペルーの地形や文明についての説明から始まりました。

リマとか、ペルーの海岸沿いの町はみんな砂漠地帯なんだってさ。

なるほど!!
リマに入って、私の唇はテロテロになってて、リップクリムが手放せなくなっておりましたので、なんでかね~って思っていたんだよね。 乾燥してんだね!!鼻もガピガピしてるし・・・



そして、

インカ文明とその前のプレインカ時代の説明を聞きました。なんにも知らないでいたから、とってもオモシロかったなぁ。


いよいよ、発掘されたモノを見学です。

アンデス文明の土器、超カワイイ。お酒を入れる壷?日本の徳利と形違うけど、用途は同じす。


(天野博物館は写真NGだったので、国立博物館で撮った写真をのっけてみました。上の段のがお酒入れる土器です)



注ぐときに空気が入ってボコボコ言ったりこぼしちゃうのが嫌で、空気が通る用の管も作ったんだってさ。
だから変な形してるでしょ!

形が面白いし、デザインも凝っててかわいいなぁ。天野さんが惚れ込んだ気持ちも分かる気がします。

徳利は、魚の形や、豆の形のがあった。それから、病気の人のとか、宴会してる楽しい様子のとか・・・いろいろ。

この土器を見ると、当時の生活の様子が分かるっていうことでした。


それから、織物。

デザインは鳥と猫系の動物と、階段を表したものがほとんどだそうです。

これらはみんな、死んだら天国へ行きたい願望の象徴なんだって。

死体をこういう布でぐるぐる巻きにして土に埋めてたらしいです。



アンデス文明、織物。(レース編みもありました。)

デザインがやたらカワイイし、凝ってるし・・・複雑で織り方が解明できないものもあるって!!

これって、だいたい千年前の人たちが作ったモノなの。

超スゴイよ。


千年前ってすごく遠くて、ピンとこないけど・・・・人はやっぱり同じ様に生きていたのかな~

こんなステキなデザインの着物をつけて、オシャレしてたんじゃない!!  とか。

なんかロマンチック。そんなこんなを想像してると、やたらうれしくなってきちゃったよ。

千年前の人たちが、現代人の私とそんなには変わらないんじゃないか・・・って。

展示してあるものを見ているだけだと、現代のものと変わらないように見えるんだよね。

千年前のモノだとか・・・とてもそんな風には思えなくて、コレは複製ですか? って聞いちゃったくらい。

だけど、ホンモノなのね!!

上手に作ってあるし、何より保存状態が良いの。

どうやら、この砂漠地帯の気候が良かったみたい。

土の中で千年ももったのは、乾燥してるからなんだってさ。

日本の気候だったら、布もドロドロになって、無くなってただろうって。

スゴイ!!奇跡の発掘品!!


いや~

天野博物館、ホントにオモシロかった。

これほど感動的に遺跡の発掘品を見たことは、今までにはなかったでしょう。

本当に 良かったです。興奮気味です。

日本語の説明で、たくさんのことが理解できたことは、この感動の大きな理由です。

どもありがと





それからもひとつ。                                  

日本人移住資料館 にも行ってみました。  
 
 
             
 
 
文化センターだか言うビルの中にありました。           
ロビーのテレビではNHKが流れてるし、日本食のレストランや売店があって日本のような感じがしました。                    
 
移民の歴史や、ペルーとの友好の歴史。         
 
過酷な労働や戦争の勃発による不遇の時代。          

勉強になりました。
 





ここは、100年以上前の日本人が夢見て、船に乗ってやって来た南米大陸なんだな。

よくもまあ、こんな遠い所まで  行ってみるか!! って気になったもんだ。


今は、飛行機に乗って、ビューんとひとッ飛びで、

楽しく観光して美味しいもの食べて、気楽に過ごしているけどね・・・

それはやっぱり当たり前じゃなくて、幸福な時代に生きてるっていう、スペシャルなことなんだよね。




モノの溢れるリマで、遠い昔に想いを馳せる今日この頃です。










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