オラ!こちらアルゼンチン
パタゴニアだよ!!
チリのプエルトナタレスからバスで5,6時間のエル カラファテで乗り継ぎ、
更に2時間ほどバスに揺られて、エルチャルテンにやって来ました。
小さな町だ。
冬になると店は閉まり、人も居なくなるという。
夏の終わりのちょうど今頃は、観光客が減り始め、かと言ってもうすでに閉まっている店も無い。
特別に不便なこともない良い季節だ。
静かで穏やかな時が流れている。
エル チャルテンは フィッツロイ山域の入り口の町。
トレッキング天国なのだ。
入山料などは一切無いので、タダで山が歩ける!!!
どうもありがとう。
まずは、レンタル屋さんに行って
テント二人用 30ペソ
寝袋+マット 25ペソ
を借りた。
計55ペソ 1晩につき、およそ1100円なり
(レンタル屋さんは2、3件しかないみたい。ピーク時には全然足りないらしい。)
1泊だけだし、ガスや調理器は借りないでパンをかじることにした。荷物とお金を節約なのだ。
午前中に出発
やぁ~!!
初めてのひとりトレッキング・・・・・
写真もちゃんと自分で撮るのだ。
2~3時間で辿り着けるというキャンプまで、わたしは4、5時間かけて歩いた。
ひとりだと、好きなモノを好きなだけ見ていられる。
フィッツロイが見えた・・・・
この山、実は町からも見えてるんだけどね・・・・
林を抜けて、ふっと現れた時は、おおおぉ!!!って思うんだな。
紅葉の季節だったんだ。
大地を覆う紅葉の絨毯にうっとり。
何の為に色づいているの?
私を喜ばせる為じゃないでしょ?
大抵の事には理由があるみたいだけど、私には分からないことばかり。
山がとんがっていることも、雲がぺろ~んってなってることも・・・・
そこにどんな秘密があるのかも知らないで、ただただその美しさを感じている。
空は青いし、太陽はすぐそこに居るし、言うことない。
キャンプに着いた。
POINCENOTっていうキャンプ場で良かったのに、通り過ぎて、RIO BLANCOまで行ってしまった。10分くらいの距離なんだけどね。
誰も居ないから引き返した。
ホントうっかりしてるなぁ・・・・。
テント張って
散歩して、
山を堪能する。
晩ご飯はコイツ。朝ごはんも然り。
晩ご飯早かったかな?お腹すいてたから6時過ぎに食べっちゃた。
日が暮れるのは8時半くらいだからね。
ご飯の後は、
ずっと空を眺めてた。
移ろう様をずっと眺めてた。
常に変わり続けていくんだ。
同じなんて、ほんの一瞬もないでしょ。
瞬間、瞬間の連続を見続けていると、
その一瞬にこそ永遠があるってことを思いだす。
私の中の無数の永遠を思い出していた。
モクモク・・・・
煙を吐いてるみたいなフィッツロイ。
水に色を落とした時みたいに、雲がウニャウニャ~って踊ってる。
夜が少しずつ近づいてくる。
月、半分。
良い1日だった。
大満足な1日だった。
9時過ぎると急に夜中みたいになる。
おしゃべりしてる声がだんだん消えてく。
寝袋に入ってもなかなか眠りに落ちなかった。
あちらから風がやってくる・・・・・
ごーって唸って、あちらからやってくるのが分かる。
来るぞ、来るぞ、って待ちかまえてる。
テントの上を通り過ぎて、反対側へ去って行く。
タープをなびかせ、テントごと私を連れ去る勢いで、風がやってくる。
怖い。
テントがホントに飛んで行ってしまわないように、外に出て確かめよう。
強烈だと思っていた風は、外に出てみると大したことなかった。
満天の星だった。
そして、
朝が来る。
黄金に輝くフィッツロイを拝もうと、早朝トレッキング。
午前6時出発。
もう6時なのに、満天の星空。
朝の気配はまだない。
1時間くらい山を登って、湖到着。
ここまで来ないと見えない湖なのだ。フィッツロイがマスマス格好良く見えるね。
太陽が染める・・・・
キレイだなぁ~
って東の空ばかり眺めてたのかしら?
ってわたし・・・・・
黄金に輝くフイッツロイを見逃してたみたい。
やだ~
なんで?
日本男子2人組みが居て、オレンジいまいちでしたねぇ~って言ったら、
「オレンジっていうか・・・・黄金に輝いてましたよねぇ・・・・」
だってさ。
撮った写真見せてもらったら、超輝いてた・・・・・
がーん。超ショック。
彼らが岩に登って記念写真撮ってるのは見てたんだよね・・・・記憶にある。
まさにその時が一番黄金の瞬間だったみたい。
「何やってんですか?!」って笑われたけどね。
ホント、ショックです。
うっかりにも程があるでしょう。情けないわ。
私がみた朝焼けフィッツロイ。
こんなもんじゃないのよ。
黄金に輝くフィッツロイが見たい。
私らしい結末でした。
相変わらずな私。
かわいいね・・・と思って頂ければ幸いです。
どうもありがとう。
フィッツロイといえば、”PATAGONIA”のロゴになっている山ですよね?トレッキングの聖地ですね。うらやましい、、。日中はまだいいけど、夜は寒いのでは?調理器具無しでは、暖かい飲み物が作れないから、寒いときは大変そう。気をつけてくださいね。
返信削除tanakaさん
返信削除そうです!ロゴです!!わたしはよく知らないのですが、ロゴの話しはよく耳にします。
日中山を歩いていると、半袖でもじんわり汗がでます。
休憩してるとすぐに寒くなりますけど。
夜の寒さも、わたしが想像していたのよりはうんと暖かいのですが・・・結構着込んでいますよ。
キャンプでは確かにあたたかいものは食べたいですね。だけどひと晩だけだしと思ってケチりました。
道具を借りるお金で、町に戻った時にご馳走食べよう!!って思ったりもしたけど、やっぱりそれもケチっちゃいました。
いつもありがとうございます。
気をつけます。