4.07.2012

プンタアレーナス ☆チリ最後の町


エル チャルテン(フィッツロイ山の町)を出てエル カラファテ(アルゼンチン)で1泊した。

カラファテではお土産屋さんを覗きながらプラプラ散歩するくらいだった。
特に見学する所は見当たらない。目玉の氷河ツアーに参加しなかった私は、フィッツロイへの乗り継ぎの為に立ち寄っただけだった。






カラファテ・・・・

こんななんでもないサンドイッチが500円もする恐ろしい町だった。

だけど、穏やかでお洒落な町並が、散歩するには気持ちいいところでもある。

自炊して、のんびり過ごすには心地よい町だったかも知れないな。





























旅のお宿は
HOSTEL HUEMUL

住所 Gobernador Moyano 1270

ドミ1泊 35ペソおよそ700円
キッチン、WIFI 、フリー。 
シャワー熱々。チリ、アルゼンチンは最早シャワーの心配はいらないみたいだね。







次なる目的地は プンタ アレーナス なのだ。



チリ なのだ。

カラファテからアレーナス行きのバスはなく、プエルト ナタレスで乗り継ぎだった。

朝8時のバスに乗ってカラファテを出て、午後1時のアレーナス行きのバスに乗り継いだ。

アレーナスには4時頃到着。

バス会社のターミナルに着いて、テクテク歩いて15分くらいだったかな?

お宿に到着。

HOSTAL INDEPENDENCIA

Independencia通り沿いにある。ESPANA通りとの角あたり。


通りに看板が出てる
















庭はテント村になってた。

キッチン、WIFI フリー。
朝食付きで1泊 6000ペソ およそ1020円なり。


豪華な朝食!!
タマゴが付くなんて感激!!
普通のパンはこんがり焼いて出してくれるし、ヨーグルトまで付くなんて感動的です。

それから、

チェックインの時には、地図をくれて、博物館やら免税店やら、町のことをいろいろ教えてもくれました。

宿のお兄さんの心意気。ほっこりします。




さて、

パタゴニア南部の最大の都市だというプンタ アレーナス。

思いの外こじんまりとして、都会な感じはしません。

世界最南端のマクドナルドがあるとの噂でしたが、何ヶ月か前に閉店したとのこと。

マクドナルドが店閉めるって・・・どんな町なのかしら?

そういえば、ボリビアはマクドナルドが撤退したって言ってたなぁ・・・・。

因みに鳥取にマクドナルドがやって来たのは、私が中学一年の時だった。


マクドはなくなっちゃったけど、免税店があるのだ!!

なんだか知らないけど、免税の町らしい。


広大な敷地の中に店がいっぱいあるみたいだけど・・・
広すぎて手に負えないくらいだった。
ちょっと覗いてはみたものの、欲しいモノも必要なモノも無いのだ。

そもそも興味が無い・・・・・・

せっかくの免税店なのに。残念。



ペンギンツアーにも行かない、免税店にも興味ない・・・・

一体ナニしにこの町へ来たのか?って聞かれても困っちゃうけど、

パタゴニア南部の最大な都市なわけだし、ちゃんと見とかないとね。


それに、ここがチリ最後の町になるんだ。


1ヶ月程で、4000キロ近くスイスイ南下してきた。

チリのチリらしい所や、美しい自然の見所も私はたくさん見逃して来てる。


冬が来る前にパタゴニアへ行かなきゃっ、て一心だった。


移動するスピードに心が追いついてないような気がしてた。

優しいチリの皆さんと触れ合う機会も蔑ろにしていたんだと思う。


私はナニが見たかったんだろう?

ナニを見てきたんだろう?

大事なモノを見落としてる?

そんな気がする。


だから、なんだかとっても名残惜しい。



アレーナスには冷たい風がいつも強く吹いてた。

判然としない思いを吹き飛ばしたくて、

あても無く歩いてまわった。


セントロ辺りも人はまばらで、活気ってものが感じられない。

冷たい風のせいだろうか。


1ヶ月くらい前に、アレーナスの大洪水の被害がニュースになってたけど・・・・

そのせいなのかな?


町はまだ完全に復旧してはいなかった。






非常事態宣言 か何か出されたとか。


セントロのあちこちが工事現場みたいになってるのが、洪水のためだったんだ、

って気づくのに少し時間がかかっちゃうくらい、町は平然としていた。こんなに土が上がってる

のを見てハッとするくらい。



風が冷たい。



太陽もぽかぽかしてくれない。

だけど、

人は温かかった。

プンタ アレーナス 来て良かった。

ここに来れてよかった。



チリ最後の町。




そうだ!

最後は美味しいの食べて行こう!!


この1ヶ月ナニ食べてたっけな? 仲間があるときはいつも自炊だったな。

ひとりの時は安食堂見つけて食べてた。(パンや果物かじってた事も多かったけど)

サンチアゴくらいまでは、350円くらいで食べれてたのに、

ここでは、安食堂は見当たらない。って言うか、安食堂の相場が400~500円なのかなぁ?

日本円で考えると、いくらも違わないじゃないか!?って思うけど、

チリペソだと、1000ペソくらい上がってるんだから、高いなぁ~って感じちゃうんだ。

観光地のレストランや、なにか名物的なものを頂きましょう!!ってなると1000円前後に跳ね上がるし・・・。

安くあげようって思うと、ファストフード的なものになっちゃうし・・・・。


ついつい自炊に走っちゃうよね。



だけど、ここでしか味わえないものだから、

ケチケチしないでもっとちゃんと食べとけば良かった・・・って今頃思ってる。

自炊と現地ご飯のいいバランスを掴まないといけないね。



さあいただきましょ!!

いざとなると、チリ料理ってなんなんだかよく分からんわ。

「歩き方」にもそんなに紹介されてないし。とりあえずサーモンとか貝とか魚介が有名でしょ、それから肉なんだよね・・・日本でもお馴染みな感じがする。
てんぷらとか寿司みたいな独特な伝統的なものがあったのかしら?

今更過ぎてどうしようもないけど・・・



じゃーん

こちら
頂きました。
























コングリオ だってさ。 あなごの一種だそうな。巨大らしいよ。

チリを代表する魚だって書いてありました。

超プリップリで美味しかったです。
ちょっと塩をふり過ぎてる感はあったけど、
コングリオ自体は淡白でジューシーで、さすが!チリ代表! な魚でした。


それからもひとつ

海沿いの市場で。
メルカド(市場)って看板出してるけど、肉も魚も野菜も、売っているのはホンのちょっびっと。

市場とは名ばかりで、レストランとお土産やさんの方が目立っていました。

だけど、料金は町のレストランより少し安い。市場価格なんだと思いました。

じゃーん!!

なんでしょう!?

Chupe だそうです。
チューぺ  キング クラブ  スモールって言うのを注文しました。 


シェフが、いかがですか!?ってやって来たよ!



















チューぺってグラタンってことなのか!? 私が知っているものの中ではグラタンにそっくりだった。
あるいは、かにクリームコロッケの中身か。
蟹いっぱい入ってた。

ウエイトレスのお姉さんが「ワイン飲むか?」ってやって来た。

私は「いいえ、けっこうです」と答えました。

そしたら、お姉さん「大丈夫、わたし持ってる、ちょっとだけ。飲むでしょ!」って。

ワイン1杯ご馳走になっちゃった!!




思い返せば、みんな優しかったんだ。

だのに、なんでだか私は、いつもひとりになりたがってた。

旅をしている最中なのに、ここではないどこかへ行きたがってた。

なにやってんだ?わたし。



でも
もう大丈夫。
プンタ アレーナスの冷たい風が、吹き飛ばしてくれたみたいだ。

ばいばいチリ。どうもありがとう☆





いよいよ世界の果てへ。

Let’s わくわくなのだ!!









2 件のコメント:

  1. 少し、今までの”ノリ”と違うね。南下してこれから冬になるから、気持ちも”寒さ”を感じているのかな?日本にいると、南米って熱いイメージが強すぎて、なかなか想像できません。私が学生時代、30年以上昔ですが、日本を離れて6ヶ月くらい経過したとき、たまに会う日本人と話すことといえば必ず、日本食の話で盛り上がりました。寒いときに、鍋料理の話や、おでんの話をしたら、数日間は急に、日本を思い出したり、人恋しくなったりしたことがありました。そしたら、何をやっても、マイナス思考で、サーフィンが、うまくならないことに、いらついて、しばらくやめたこともありました。

    寒くなると、いろいろと考えることが多くなるんですよ、きっと。でも”ボリビアパー子”さんは強いから大丈夫。ワイナポトシだって登っていいるんですから。

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  2. sengoku11/4/12

    tanakaさん

    ”ノリ”違いましたか!!?
    寒さを感じているのかも知れません・・・・
    確かに、いろいろと考えることは多いんです。


    ウシュアイアに着いて風が止みました。
    わたしも元気です。
    いつもありがとうございます。

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