意気込んで早起きした朝は、静かに雨が降っていた。
なんだか少しほっとしたような、残念なような気持ちで、再びベッドに潜り込む。
午前8時半。
起床。
朝ごはんは、パンとコーヒー。
もう1チャンスの朝焼けトレッキングは翌日に延期して、1日中ベッドでゴロゴロすることに。
なんだかんだ、疲れているだろうし、
今日は日曜だし、天気も良くないし、久しぶりに何もしないでもいいような気がした。
ベッドの上でWIFIも繋がるし、ストーブを焚いてくれているのでとっても暖かい。
快適なのだ。
こちら女子ドミ。
みんな散らかし放題なのだ・・・。
エル チャルテンの旅のお宿はコチラ
HOSTEL GLACIAR MARCONI
バスターミナルからメインストリートをフィッツロイ山に向かって歩き、突き当たりのレンタル屋さんやパン屋さんの入った建物の左側を山に向かって歩くと右手に見えます。
ドミトリー1泊 40ペソおよそ800円なり
WIFI、キッチン フリー 、シャワー熱々。
この宿のステキなところは、フリー食材が有るってところ!!
お客さんが置いて行くのかね?なんと気前の良いことでしょう☆
じゃーん!!!
玉子や米がある!!油も!!これみんなご自由にお食べ下さいなんだよ!!
ありがたいことです。
トレッキングに一緒に行った女の子と一緒に、ちょっと買い足して、
チョリソースープとご飯を頂きました。
やっぱ米は美味いね!!
最近、パンばっかり食べていたから、ご飯たべたいなぁ~って思っていたところなんだ。
エルチャルテンにもスーパーはあって、とりあえずのモノは手に入るから問題はないんだけど、少々割高だし、品揃えもいまいちだから、できたらチリから買って持ってくるのがいいね。
カラファテ(アルゼンチン)のスーパーよりも、プエルトナタレス(チリ)のスーパーの方がより良いと感じます。
1日ゴロゴロしていた日曜日も、このフリー食材を頂きました。
慎ましい夕食です。だけど、パンから開放されて、ホントに嬉しい味してた!!最高です☆
さてさて、
明日も雨だったらどうすっかな?
答えを出さないまま、朝を迎えました。
昨日より星が少ない気がする・・・星が見えないってことは、曇っている?
けど、また延期するわけにもいかんしねぇ・・・
もう1チャンスとは思ったものの、コレが最後でホントにいいのかしら?
切がないようだけど、次の日は最高の朝焼けが見えるのかも知れないのだ。
時間はあると言えばあるけれど・・・
朝焼けの為だけに何日も費やすのは、なんか違う気がするなぁ・・・
暗闇の山道を歩きながら、いろいろ考えたんだ。
考えたって答えなんてなかったけどね。
今日、最高の朝焼けが見れたら、それがいちばんなんだなぁ。
風にざわめく木々。
ライトが照らす小径の先に、黒い影が現れた。
立ち止まってよく見ると、スカンクだ!!って思った。
スカンクなんて居るわけ?
知らないけど、アレはわたしの知っているモノの中では、スカンクしかなかった。
フサフサの背中に白いラインが入っている小さな黒いヤツだった。
お互いびっくりして見つめ合った。
「ん~ぎゃー」 咄嗟に威嚇していたわたし。
あ、写真!!って思った時には、スカンクは林の中へ消えてしまった。
おー!スカンクに会えたよ!!
スゲー!!今日は良い日に違いない!!
湖到着。
フィッツロイ 見えとるわぁ!!
夜の中にぼんやり浮かんでるで!!
おーいい感じじゃないですか!!
期待が膨らむなぁ。
東の空が焼けてきたど。
そろそろですか!!
おやおや?
雲しか焼けてないのはなんで?山が黄金に輝くのは、この後ですか!?
キター!!
と思いたかったけど・・・なんか怪しい感じ。
フィッツロイは黄金どころか、ピンクにも染まらなかったのだ。
残念。
今日は、太陽の方が雲かかっていたみたいだね。
フィツロイが見えてたから、よし!!って思ってたけど。全然ダメじゃーん。
きっと、明日は最高の朝焼けが見えるハズなのだ。
さ~てどうするかな~
ちょっとは迷うのだ。
これで最後かも知れない山道をいつものように下って行くと、キキキキキキ ってなく声が。
辺りを見渡すと、すぐ横の木に、
コイツラが居った。
初めて見る顔だけど、すぐにキツツキだって分かったよ。
って言うか、キツツキですよね!
コンコンこんこんって木を叩いとるわ。
スゴイスピードで、カカカカカカカカカカカカって叩いとるわ。
初めて啄木鳥に気づいたわ。
なんかいい日だなぁ。
朝焼けのことも忘れて、ルンルンしてたら、
町から上ってきた欧米人の3人組が、オラ!!って。
「この子がずっとついて来ちゃってさぁ~
あなたはこれから町に戻るんでしょ! この子を連れて一緒に帰って欲しいんだけど・・・・」
って頼まれちゃった。
犬なんて好きじゃないけど、コイツはなんか可愛かったな。
人とすれ違う度について上って行こうとするから、おいでおいで!!って呼んで、
前を歩いてもらおうと立ち止まると、コイツも立ち止まった。
つかず離れず、ちょろちょろついて来るカワイイヤツだった。
名残惜しいな、フィッツロイ。
ホントステキなトレッキングだった。
完璧だった!!
ほんとうにありがとう☆
トレッキングから戻って、11時発のカラファテ行きバスに乗りました。
カラファテの宿で、山で出会った日本男子2人組みと再会。
黄金のフィッツロイの写真を頂きました。
こんなもんじゃないでしょ!?
ホントはもっと輝いているんだ・・・ってわたしはまだ思ってる。
拝めなかった黄金のフィッツロイ。
わたしの頭の中では、めっちゃ輝いているのだ。
”黄金のフィッツロイ”は残念でしたが、朝焼けのフィッツロイでも十分すごいじゃないですか。やっぱり”ナマ”でみたいですね。”黄金”はぜひ、新婚旅行でイースター島と一緒にどうぞ。
返信削除そうですね。黄金じゃなくても、フィッツロイはホントに良かったです。
返信削除山はカッコイイし、トレッキング中の風景もうっとりさせられるものでした。
新婚旅行が楽しみです!!