黄金のフィッツロイを拝むべく、キャンプから戻った翌日、早速、山に入った。
午前5時30分。
満天の星空の下をスタート。
いい天気だ!!
真っ暗闇の山道も、最早知ってる道。明るく照らしてくれてるヘッドライトもある。
ちょっぴり怖いけど、順調だった。
雲ひとつ見当たらない星空。
なのに、
どこからか、強い風と共に小さな雨粒が混じってきた。
予定より30分程早く目的地に着いた。
カプリ湖に映るオレンジのフィッツロイ
のはずだったのに・・・・
がーん
こんな感じ。フィッツロイどこですか?
真っ白の中に居るハズです。
全然姿見せないのだ。
湖の先から、ライトが近づいてきた。
日本人だ。3人組。
湖の先の、紅葉の絨毯の辺りで朝焼けのつもりだったらしいけど、雨が強くて諦めて戻ってきたそうだ。
フィッツロイ山もきっと雨の中なんだろう。雲は切れそうもない。
幸いここまで雨は来てない。
8時過ぎ、空が焼けることもない。
がっかり気分で山を下りる。下り始めて雲が赤く染まっているのが見えた。
フィッツロイは雲の中だろうけど、もしかしてオレンジに染まっていたとしても、もう間に合わないのだ。
天気ってのがあるんだな・・・。
いつだって見れるモンじゃないのか・・・。
自分の意思の力でどうしようもない事は、手放してもいいでしょ。その方が賢明なのだ。
と思ったけど・・・・
もう1チャンス!!明日も早起きしよう!!って思っちゃった。
てな訳で、早朝トレッキングの後休憩して、お宿を引越しして、
トーレ湖まで日帰りトレッキング!!!
引越し先の宿で出会った女の子と一緒に行ってきました。
休学世界旅行中の学生さんでした。
いえぇ~い
青空全快!!
湖まで3時間コース。キャンプの時とは全く別のルートだから楽しみだっちゃ。
いざスタート!!
谷間を流れる川
トーレ湖から始まってる。
ミラドールから、氷河が見えたぞ!!
あそこまで歩くのか~遠いなぁ~
次々と変わる景色の中を行く。
平坦な道が多いのは気楽なことだ。
そんで、昨日のキャンプのトレッキングの時から気になってるんだけど、
折れてる木や枯れてるみたいに見える木がやたら多いのはなんで?
完全に死んでるみたいなやつもいっぱいいる。
まっすぐ上に伸びないで、横に伸びていってるようなのもたくさん見た。
なんで?
木っていうのはまっすぐ上に伸びてくもんだと思っていたのに、ここではそんなの当たり前じゃないみたいだ。
わたしの当たり前がどんどん壊れていくよ。
じゃーん!!
トーレ湖到着!!!
ヤッホー
小さい氷河なのだ。
ズームで見ると、こんな感じ。
氷なんだね!
やっぱ寒かったよ。
湖畔まで氷がキテルし!!
氷河のかけら 抱っこする!!
大きい欠片
今にもとけそうな欠片。
氷河とわたし。
はしゃぐわたし。
あーオモシロかった!!
湖の畔で。
こんな寒い所にも小さな花が。もふもふワタゲ、タンポポみたい。
ばいばい トーレ湖
来た道を帰る。
3時間のトレッキング。
向きが違うと同じ道でも風景は違う。
振り向かないと、もう見えない氷河。
振り向くと、どんどん遠ざかっているのが分かる。
振り向いてももう見えない。
夜明けのトレッキングとトーレ湖日帰りトレッキングで8時間も歩いてたみたいだ。
1日中、山を歩いてた。
贅沢な1日でした。
ありがとうございます。
あっという間に写真が増えて、記事まで増えて、、ほぼ、リアルタイムで現地の画像を見ることができるので、感謝してます。それにしても、WIFI、どこにでもあるんですね。パタゴニアはいままで、”遠い”と感じてましたが、このブログのおかげで、かなり身近に感じるようになりました。どうせ、ペルーまでいくなら、もうちょっと、って感じかな。
返信削除いままで、アルゼンチンと聞くと、サッカー、牛肉、タンゴ、これしかイメージできなかったけど、このブログのおかげで、ずいぶん視野が広がりました。これからも、楽しみにしています。
tanakaさん
返信削除はい。ほぼリアルタイムですよ!!
WIFIは大抵ありますね。チリに入ってからは100%です。接続してるのにネットが繋がらないって事はちょいちょいありましたけど。
パタゴニアは広いですね。パタゴニア内でもバスで30時間・・とか聞きますからやっぱ遠いです。
でも、ペルーまでいくなら、もうひとッ飛びであっと言う間でしょうね!!
フィッツロイ、ホントにステキでしたよ!!!
わたしもアルゼンチンのイメージそんな感じです。
これから何が待っているのか?!わたしも楽しみです。
ありがとうございます