パラグアイなんてさ、ホントなんにもないんだよね。
観光名所なんて聞かない・・・・
けど、良い所はいっぱいあるのだよ。
エンカルナシオンからアスンシオン(首都だよ)までバスで7時間近くかかった。あっちゃこっちゃ停まるバスだったんだ。
夕方5時過ぎ到着。
立派なターミナルだ。
ターミナルの近くのお宿は少し安いみたいだったけど、私は張り切ってセントロまで行くことにした。
8番のバスに乗って20分くらいだったかな。2200グアラニー。
大きなリュックを担いで満員のバスで立っていたら、優しい青年が席を譲ってくれた。高校生だって。
そんで、セントロの広場で降りたいんだって言ったら、いろいろ教えてくれた。
でも言葉はちっとも分からなくて・・・「分かんない、分かんない」って笑ってたんだ。
バスに乗っている間に、どんどん夜になっていく。
明るいうちにチェックインしたかったのになー
まだ6時だし大丈夫でしょ!?って思っていたけど、セントロに着いた頃には、すっかり夜の風景になっていた。
宿情報無し・・・こんな夜になるって思ってなかったから余裕こいてた。
人もまばらなセントロの街角で、困り果てて地図を眺めてた。
オラ!!って声をかけてくるおっさんがおる。
英語しゃべれますか?だって。
ろくにしゃべれもしないくせに、「はい。はい。」って答えます。
インフォメーションが7時までやってるみたいだから、とりあえずそこへ行ってみよう!!と歩き出すところだったんだけど、
おじさんが安い宿知ってるから、って
こっちこっち、って歩き出してしまった。
この人・・・・誰?大丈夫なのかしら?って思いながら、頼りない街灯の下をついていく私。
彼は、ウルグアイ人だった。もう30年くらいパラグアイに住んでるんだってさ。
夜になると、この辺も危ないからね、って。
優しいおじさんかも知れないな・・・。
なんだかよく分からんけど、思ってた宿が見当たらないみたいみたいだな。友だちに聞いてみる、って言って電話してる。
何度も電話してる。
まさか?悪だくみしてるんじゃないでしょうね?
うーん。心配だなぁ・・・。
お宿はどこですか?荷物が重くて歩き続けるのしんどいですよ・・・。
結構歩いた気がしてた。
そしたら、
あそこ日本人の店だから・・・・入ってみましょう、って。
店にはおばちゃんと、バイトの女の子がいた。
ホントだ!!日本人だ。
安宿探してるんですけど・・って言うと、どのくらいでですか?って。
50,000グアラニーくらいで、って答えたら、ここらへんではねぇ・・・無いねぇ・・・だってさ。
じゃあ、バスターミナルの方に戻った方がいいかなぁって思ったんだけど、おばちゃんが近くに友だちがやってるホテルがあるから聞いてみてあげるって言ってくれた。
女の子がひとっ走り聞きに行ってくれました。
70,000グアラニーで空いてるとのこと。ちょっと高いですねぇ・・・・・う~ん。
でもまあせっかく聞いてくれたんだし、1泊だけするか、と思ってお店を出た。
さっきのおじさんは、ホントのいい人で、私のことをおばちゃんに預けたら、良い旅を!!と言って帰っていきました。
旅のお宿はこちら
コロニアル調の古い建物だ。宿の中もふる~い感じ。
「ホテル」とだけ看板のある名も知らぬ韓国人家族のお宿だった。
テレビとトイレシャワーのついたシングルだった。
WIFIとタオル石鹸もフリーだったよ。
80,000Gのところを安くしてあげて70,000Gになったらしい。
結局、3泊したので65,000Gにまけてくれたけど、やっぱ高いね。
次の日、おばちゃんのお店へ
健康食品のお店だった。養蜂をやってるんだって。だから、蜂蜜がたくさん売られてた。
痩せる種とかプロテインとか・・・いろんなの売ってた。こんなの売れるんかね?ってちょっと不思議だったけど、
次から次へとお客さんがやってきて、蜂蜜、ロイヤルゼリー入りで とかで、バンバン買って行くのだ。
お金モチの人たちは健康意識も高くて、魚食べたり、日本食を見習っているんだってさ。
おばちゃんがいろいろお話してくれるし、バイトの女の子もとっても優しい。
お昼をごちそうになって、散歩に出かけました。
町をプラプラ散歩する以外は、ずっとこのお店で遊んでた。
セントロの広場の周りは、お土産やさんが並んで賑わっております。
こんな所でか!!?と思うお店も・・・・
こんな気軽に彫れるんだね
どおりでみんな、ナニかしら入ってるわけだ。
おっさん 達も遊んでるねぇ。
怖そなお兄さんたちも、とってもフレンドリーだ。
スペインが来る前は、原住民のグアラニー族のみなさんの土地だったパラグアイ。
今は混血の人たちがほとんどで、西洋風の顔立ちしてる人の方が圧倒的に多いのだ。
2%ほど純血のグアラニー族も残っているらしいけど、こちらの彼女も混血だろうって話。
パンは頭にのっけて歩くのがパラグアイ流。
ショッピングモール発見
女子高生でしょうねぇ。
前から見てもカワイイよ。美人揃いだな、パラグアイ。
ゲームコーナーも日本と同じだなぁ~
って言うか、
日本 のじゃん!!
おっと!!
マッサージ屋さんだ!!モールの中に居るよ。
日本人の先生に習ったんだって、マッサージ。シアツ とか言ってたで!
プラプラ歩いてるだけだけど、いろんな出会いがあるね。
用はないアスンシオンだったけど、首都だし一応ちゃんと見て行きましょ、って思ってきたんだ。
バスの青年、街角で助けてくれたおじさん、日本人のおばちゃん、
ステキな出会いから始まりました。
心がとても喜んでいます。
おばちゃんが、あしたボリボリを作って食べましょうって言ってくれた。
バイトの女の子が作るボリボリは、とっても美味しいんだって。
じゃあ、またあした。
どうもありがとう
どこに行っても、みんな優しいね。っていうか、日本人が特殊なのかも?島国と大陸の差かな?”遠くから来たんだろ?疲れているなら泊まっていけ”みたいな人をもてなす文化があるのかもしれませんね。私も知らない町をフラフラするのが大好きで、町に入ると、まず市場やスーパーを覗きます。そうると、その国や町の文化、食生活、いろんなことが伝わるので、情報収集場所になってます。いい旅してますね。
返信削除tanakaさん
返信削除本当、優しいですね。人の親切に甘えて成り立っているような毎日です。ありがたいことです。
知らない町って、歩いてまわっているだけでオモシロいですね。
国によって、町によって違うこともたくさんあるし、ここでしか
出会えなかった人が居るわけですから、毎日奇跡が起こっているような感じがします。
みんさんのお陰でいい旅してます!!