7.30.2012

グレートジャーニーを行く


ピックアップは午前7時30分の約束だった。

来やしない・・・。


きっと私が最後の客なんでしょうね!だから、ちょとくらい時間過ぎるのは当たり前。



ようやくやって来たTOYOTAには、女のひとが2人乗っているだけだった・・・・


今までナニやってたんだよ?約束の時間から、1時間が過ぎようとしているというのに。

今から町中をグルグル周って、お客を拾うわけ?

ホントなにやってたかよ?


結局、町を出たのは午前9時だった。カモシン到着の予定時刻じゃないか・・・・


大丈夫なの? こんなんで。今日中に、ちゃんと辿り着けるんでしょうね?ちょっぴり心配する。



なにはともあれ、出発なのだ。

ギュウギュウに詰め込まれた私たちは、

グレートジャーニーを行くのだ。



町をでたらすぐに、砂丘の脇を抜けて、波打ち際に出た。







たまには揺れるけど、全然ガタゴトしない。いつも車が走っているから、砂の地面は固いんだろうか。




しばらく走ると、川なんだか、海なんだか?行く手を阻むやつがある。


でも大丈夫。



この人たちが、連れてってくれるから。






そーっと車をのっける。

のっける時に、人間は車から降りなさいって。そんで、渡し船の空いたスペースに立ってなさいって言われる。







そんで、コレがまた原始的で、前後左右で、男たちが手漕ぎで動かしているではないか!!





あっという間に向こう岸へ着いて、また、水のなかをじゃぶじゃぶ歩いて上陸する。




車は後から、ゆっくりやってくる。



なにやら、ちょっとした集落がある。村ってほど大きくはなさそうだ。ポツリ、ポツリと家や人が見える。

お宿まである!!




少し行くと、木の世界だ。







形がいいね。足がにょきにょきして、今にも歩きだしそうだ。夜になったら、踊っているかも知れないよ。
あのお宿に泊まって、確かめた方が良かったかも知れない。



木の世界が終わると、
また浜に出た。





あの世にでも連れて行かれているように、錯覚する。





時々、仲間に出会う。

満員だった私たちの車の屋根に乗っていた2人が、席に余裕のある車に「乗ってきな!!」って声かけられて、乗り換えてったりもした。








波打ち際だけじゃない。



移ろう景色は、 いちいち私を夢中にさせた。

行き先など、最早どこにも無いような心地になる。在るのは、この道だけ。

前も後ろも、上も下、右も左も、過去も未来も、なんにも無い。

在るのは、今、ここ、だけ。みたいな。

そんな瞬間が、わたしは好きです。



おっと!また渡し舟だ。


今度のはエンジン付きの船で、川幅も随分広い。




ここを渡ると、カモシンに違いない・・・

グレートジャーニーが終わってしまうのだね。

少し寂しい気持ちがします。

 
 
対岸で待っていたバスに乗り換えだ。








カモシンに着いたのは11時。

セントロの広場で少し休憩して、もの凄いスピードでぶっ飛ばして走った。

1時間程走って、意味不明の乗り換え。




同じバスじゃん・・・  

だけど、運転手もかわったから、今度はのろのろ。

そんでもって、この運転手が人が居るといちいち停めて、乗っけるのよねぇ。


乗車率150%といったところでしょう。



ジュリコアコアラで申し込んだツアー用のバスだと思ってたんだよね、最初。

私たちの為だけにバスが用意されてるんだ、って理解してたんだよね・・・



あーなんだよコレ!!


ただの乗り合いタクシーじゃないか!!

ちょっと腹を立ててしまったよ。

私の語学力の問題に違いないのだけれど、棚にあげて・・・ツアー会社のあのお姉さんは、デタラメじゃないか!!ってね。

まぁーしようが無いわな。
ギュウギュウで、酸欠気味で、むんむんで、パラナイーバまで頑張りました。

バスターミナルに着くって言ってたのに、訳の分からん路地で降ろされた。ターミナルまで3、400メートル程の所。

まったくデタラメだ!!



(パラナイーバのバスターミナルの目の前には数件の宿があります)
 
 
グレートジャーニーのツアーは、ここでお終い。ここからは、普通のバスに乗って行きます。
 
 


トゥトイア行き 15時30分発。


今夜はトゥトイアで眠ります。

明日、バヘリーニャスへ向かいましょう。

順調に辿り着いても、もう乗り継ぐバスが無いのです。



旅のお宿はコチラ

バスターミナルの隣。背にして、左側です。

2,3軒隣にスーパーとパン屋がありました。夜着いて朝出る、眠るだけのお宿だったけど、とてもキレイで快適でした。

キッチン、WIFI 無し。  トイレシャワー、タオル、石鹸、テレビ 付き。

扇風機の部屋、20レアル。クーラーの部屋30レアル。




久々に1日バタバタ移動したーって感じ。

同じバスで24時間乗ってる方が、身も心も楽ちんだな。

それにしても、

グレートジャーニ ホント良かった。実にグレイトだったと思います。

だけど、カモシンからパラナイーバの移動がなんとかならんかったかな?ということはあるね。

あの乗り合いタクシー代金が、アホほど高かったのだよ。

乗り合いタクシーに乗らなければ、パルナイーバからトゥトイアへのバスに乗り継げないって言われてさ、普通のバスの会社に聞きにいったのだけど、ネットが繋がらないからバスの時刻表が分からないって言われるしで、乗り合いタクシーに申し込んだんだよね。よく分からんかったのです。



グレートジャーニの行程をメモしておきましょうねぇ

ジュリコアコアラ   9:00発         

  ↓
CAMOCIM     11:00着   
  ↓
PARNAIBA     14:15着     15:30発
     ↓
TUTOIA       18:30着



ジュリコアコアラ→パラナイーバ  75レアル(TOYOTA 35レアル+乗り合いタクシー40レアル)

パラナイーバ→  トゥトイア    16レアル(路線バス)

  トゥトイア→  バヘリーニャス 25レアル(TOYOTAピックアップ乗り合いタクシー)


因みに、グレートジャーニーしなかった場合

ジュリコアコアラ→JIJOCA→CAMOSIM→PARNAIBA で36レアルだそうです。



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