午後8時。
サルバドール発の夜行バスでフォルタレーザを目指す。
buscaonibusuで検索して、バスの残席をチェックすると、朝は12席あったのが、夕方には6席になっていた。
げげぇ。また、売り切れしていて、出発できないかも・・・・。
後で知ったのだけれど、手数料かからないで、バスチケット買える所が、セントロのどっかにもあったんだってさ。
どこだよ?
そんなの知っていたら、5時前からハラハラしながらバスターミナルへ向かわなくても済んだのにね。
市バスで15分ほどでターミナル到着。(2,8レアル、およそ120円なり)
一目散に、チケット売り場へ。
フォルタレーザ行きのバスは、PENHA社。(ITAPEMIRIM社からも出てる日もあったね)
「ジャポン!ジャポン!」 と、やたらテンションの高いおっさん。
更に興奮気味に、パソコンの画面を私に見せる。
おおぉーーマジですか!!
幸運を掴んだんだね! 私。 最後のひと席を頂きました。 どうもありがとう。
おじさん、 良かったねぇ、ラッキーだねぇーってニコニコ。 なんだかとても嬉しいです。
バスに乗れるので、一安心。
ターミナルの前にいっぱい並んでた屋台を覗いて、腹ごしらえなのだ。
鶏と牛とソーセージのコラボ串焼き |
幸先の良いスタートだったので、奮発して串焼きとハンバーガーを食べました。(およそ200円なり)
奮発してもこんなもんなので寂しいです。
満腹です。
出発まで、まだ2時間以上あるねぇ。とりあえず座りましょ、って歩いていたら、さっきのおっさんだ。
チケット売りのおじさんが、私を探していたみたい。ニコニコ笑顔で寄ってきて、
「さっきのお金・・・足りなかっただよ・・・」 だってさ。
げげぇーー。
バス代は、205レアルだったんだよね。 そんで、わたし、50レアル札2枚と10レアル札1枚出して・・・
5レアルお釣りもらったんだった。
2枚出したから、200払ったと思っておったわ。そんでおじさんも、ニコニコ5レアルお釣りくれてたんだもんね。
2人して勘違いだ。あーびっくりした。 ここの会社、機械壊れてるからって、クレジット払いできなかったんだよね。
だもんでね。そんなことでした。
いざ、出発の時。
あのおじさんってば・・・・手を振っているよ。ニコニコ笑顔で、良い旅を!!ってね。
オブリガーダ。チャオチャオ。ほんの一瞬すれ違っただけのおっさんだけど、心に残るおっさんだよ。
ニコニコ笑顔はいいね。みんなニコニコしてたらいいのにね。私もニコニコしてよっと、って思いました。
さてさて、
名も知らぬいくつもの小さな町や村を通り過ぎて、時々休憩して・・・ バスはひた走る。
18時間程で到着の予定だったハズなのに・・・
バスは、まだまだ、走る走る。
そんで、まさかの渋滞?
バス・・・全然進まなくなっちゃった。すぐそこに見えてる看板まで、2時間くらいかかってたわ。
「ブロッケオ?」とかって噂もあったけど、真相は謎のまま。みんなは分かってるのかな?事故って感じでもなかったしね。
到着が、夜になるではないか・・・・いやだなぁ~
バスの窓から眺める夕陽も、きれいだったね。もう、夜になってしまうけど、まぁいっか。
こころ和む、素敵な空でしたから。
結局、23時間で到着。午後7時です。
とりあえず、明日のチケットを取りましょう。
下調べによると、Redencao(ヘデンサォン)社から出てるハズなんだけどね・・・
見つけた!!
と思ったら、ヘデンサォン、閉まっておるわ・・・げげぇ・・・まだ7時なのに、なんでかねぇ?
参ってしまったので、インフォメーションで、「ジュリコアコアラ行きはどこですか?」って聞いてみました。
fretcar(フレッチカー)社らしい。
指差す方へ。
この会社もちゃんと見たんだもんね!!
表の看板には、ジュリコアコアラなんて書いてないじゃないか!!って思ったりしながら、カウンターでたずねてみると、
「あるよ」 だってさー。
しかも、こっちも最後のひと席だったみたい。なんかツイテルかも!!
出発は 朝8時。下調べだと、朝9時半発の38レアルだったのに、料金は57レアルになってるし・・・
1,5倍かぁ~。まぁ、会社も違うことだしね。そういうことなのね。
さぁて、宿探し・・・
こんな時間じゃあ、セントロまで行かんでもいいね・・・。観光どころではないのだし、眠るだけだから。
バスターミナルの周りには、安宿の1軒や、2軒はあるもんでしょう!!って余裕こいてたら、とんでもなかった。
一応、インフォメーションのお姉さんに、安宿はどこにあるかね?って聞いてみたんだ。
アッチに歩いて、そんなに遠くは無い ということだけ分かったのだ。それで充分。行ってみましょう。
って、すぐに見つかったわ!!POUSADAって看板も出ておる。キレイで感じの良い宿だ。
料金表には、100から20レアルまでの表示。
20レアルの部屋に泊めておくれ! ほっとするわたし。
お兄さん、「無い」 だってよ。
ん? なんで?ここに20ってあるでしょ!!!
「ひとりだと50・・・」
げげぇーーナニ?なに?なに?なんで20で泊めてくれないのーお願いしますよ・・・って粘ってみたけど・・・
相手にされず。
宿を出ました。
1時間ほど、さ迷いました。
安宿なんて1軒もなかったよ。閑静な住宅街って感じ。時々レストランやバーがあったくらいだ。
恥を忍んで、仕方なく、あのお宿に戻ります。
Pousada Sao Jose
住所不明 バスターミナルを背に、右へ4、5分。信号渡った川沿いにあります。
キッチン、WIFI 朝食付き。
ドミ無し。
家族や友だちが数名集まって一部屋借りて、ひとり20レアルになるらしい。人数は不明。
わたしは、「作りかけ」 という気持ち悪い部屋に40レアルで泊まりました。
寝れればいい? イヤイヤ。 50払うから、普通の部屋に泊まりたいって言ったけど、部屋空いて無いってさ。
40も払ってこんな部屋は嫌だよ。
なんだかんだ言って、ぐっすり眠っちゃいましたけどね。
朝8時。いよいよジュリコアコアラなのだ。
まずは、JIJOCA(ジジョカ)って町を目指す。
そこで乗り継ぐらしい。バスチケットも2枚貰ってる。
ブラジル人、バス乗るときの枕は必需品なのね。だいたい持ってるよね。あと、毛布も。
でも、このバス、昼間便だからね、そんなには必要じゃないよ。
ジジョカで乗り継ぐバスの出発時刻は12時半となっておるのに、1時を過ぎても、バスは軽快に走っている。
隣の席の太っちょおじさんに、聞いてみる。
大丈夫らしい。説明してくれてるけど、さっぱり分からんポルトガル語。
太っちょおじさんも、ジュリコアコアラに行くって言ってるし、まぁいっか。
それにしても、バスの乗り継ぎあるんだったら、出発時間、間に合うように設定すればいいのにね・・・なんでそんな無理な時間にしてるんでしょ?
ハラハラするわ。
何も分からないまま進んでるから、余計にハラハラ、ドキドキ、わくわく・・・する。
ジジョカ到着。
これまた小さな町。
こんな所で、なんで乗り換えなのかね?って思っていたけど、
コレだったのか!!!
いきなり、コレか!!
こんなのは、まだ早いと思っていたのだよ。
じゃーん。
サファリパークみたいでしょ!! わくわくが、煽られるねぇ。
フォルタレーザからのみんなも乗り換え。みんなジュリコアコアラ目指してたんだね。
なーんだ。心配しなくてもよかったんだ。
私たちをごっそり乗せかえて、時間なんて関係なくバスは走り出しました。
ビーチを行くんだからね。
波打ち際を走るって聞いてたけど、こんな感じ。1時間ほどでジュリコアコアラに到着しました。
ご機嫌なわたし。
こうして、ジュリコアコアラに辿り着いたのだ。イエィ。
バスの移動は大変そうですが、いかがですか?日本では考えられない走行時間ですよね。あの宿はすごいな、、まるで留置所のような、、留置所のほうが、ましかも知れないレベルですね。でも、読み手としては、楽しいです。多少のトラブルは読んでいてたのしいんです、ただし重大な結果に繋がらなければですけどね。ハッピーエンドでお願いします。
返信削除tanakaさん
返信削除バスの移動は、思いの外快適です。寝てれば着くという感じで、時間の長さも、さほど苦になりませんね。ただひとつ、どうしてもイラっとしてしまうのが、強すぎる冷房です。夜中などは、冷蔵庫にいるみたいで、辛いです。パタゴニアのトレッキングの時と同じ装備で臨んでいますよ。
あの部屋、ヒドイでしょ・・・こんな所に40払うくらいなら、もっとお金出して、普通の部屋に泊まろうって思ったくらいでした。安ければ、まーいっかと思うんですけどね。
ちょっとした、厄介なことは日々起こっていますね。でも、ホントにちょっとしたことで、大きなトラブルは無く順風です。ありがたいことです。