1.15.2012

アレキパデイズ




アレキパ サンドラの家に、気づけば2週間以上も滞在していた。

アレキパのセントロは世界遺産だというのに、ろくすっぽ散歩もしないで。


さて、


その世界遺産の町は、別名、白い町。

近郊で採れる白い火山岩で家やらが作られているのだそうです。



セントロのアルマス広場とカテドラル



白い街って感じの一角。






そんで、

サンタ カタリナ って言う修道院跡を見学しました。


400年間、外界との接触を断ち、修道女たちが、この中で閉ざされた生活を送っていたそうです。それが、つい40年前まで続いていたとのこと。




















塀の中は小さな町みたいだった。

この中だけで生活するとなると、窮屈に思うけど、広大な敷地ではある。

小さな部屋と小さな台所がセットになってる。トイレは見あたらないけど、必ず台所はある。
なんか不思議だなぁ。
自分のかまどより、自分のトイレが欲しい、と私は思うのだけど・・・・。
実際のところ、どうだったんでしょう?


閉ざされた世界・・・・修行の世界。 それが、一体どんな世界なのか分からぬまま、ただただ歩いてまわりました。

ここから出ちゃいけないなんて・・・・どうにかなりそうだ、と歩きながら思いました。


アレキパで観光したのはこれだけです。



観光よりも、

私には、毎日楽しみにしていたものがありました。

それは・・・・


晩ご飯!!

サンドラ母さんの作るペルー料理!!です。

紹介させてください。


アロス コン ポジョ   (鶏肉ご飯)

食堂で食べた時、コレは炒飯だと思っていたのですが、 実は炊き込みご飯だったのです。

鶏肉とご飯を、パクチー(香草)ソースで炊き込みました。
仕上げに黒ビールを流し込むという驚きの隠し味。マジ美味い。





 キヌアのスープと魚のから揚げ

クリームシチュー風の優しい味わいの
キヌアスープでした。キヌアの量もハンパない。


ペルーでは、トゥルチャ(鱒)以外をまとめて
ぺスカド (魚)と呼んでいるようです。

コレはなんという魚ですか?などと質問しても、
カツオだの鯖だのいう答えは返ってきません。

もちろん、魚の種類や名前はあるのですが、
食堂のメニューはいつも 
ぺスカド か トゥルチャです。

まぁ、聞いても分からないんだけどね・・・・。




手作りのタレに漬け込んで、カラリと揚げています。もちろん美味いでしょう。










こちらは、
ロコト レジェーノ 


ロコト
とはピーマンと唐辛子を足して割ったような野菜です。
辛いです。 
パプリカのようでもありますが、辛いので、唐辛子かと思われます。

レジェーノ
は、詰める という意味。

つまり、ロコトに詰める料理 です。

コレがまた手の込んだ料理でして・・・




メレンゲのソースをかけて、
オーブンで焼いたら出来上がり。

文句なしに美味い!!





このスタイルは、
アレキパ風とでもいうのでしょうか?






クスコでも、ロコトレジェーノ という美味しいのがあったんだけど、見た目から作り方まで全然違うのだ。

ちなみに、クスコ風がこちら。





 


同じ名前とは思えないでしょ!!コレ、道で売ってるの。 もちろんレストランや安食堂でもあるよ。
完全に揚げてるでしょ。てんぷら粉みたいなのつけて揚げてるよ。

こっちもかなり美味い。しかも、作るの簡単。




そして、

ピスコサワー     
 
 

レモン汁と卵白と氷をミキサーにかけます。

 
 
 
 
そこへ、ピスコ(ペルーのぶどうのお酒です)投入。
味を見ながら、砂糖も投入。かなりの量を入れてる模様。
 
 
 
 
レモン汁も足しながら・・・・
 
 
 
 
シナモンをふりかけて はい。出来上がり。


レモンと砂糖と卵白がピスコサワーの正式な組み合わせなんだそうです。

ばちもんさんがピスコサワー マスターしてたら 感激しちゃうな!!
楽しみにしておきましょうねぇ。




はい。そんなこんなで2週間。あっという間でしょ。

いよいよ旅立ちの日。

朝ご飯のパンを食べていたら・・・・・口の中に異物が。

まさか、パンに指輪が入ってる!?わけもなく、

石かしら?  と思いきや、

虫歯の治療でかぶせてあった銀色のがとれてしまっていたのでした。


なんだよ! このタイミング?


そのまま穴にかぶせて、予定通り出発しよう、と思ったんだけど、みなさんの勧めもあり、歯医者に行くことに。
と言うわけで、もう1泊することに。

すると、サンドラが
「明日は、アロス コン マリスコス を作るけど、レイカは、居ないでしょ!」 と笑うのでした。

ナニ、ナニ? 私は、ソレをまだ食べたことがありません。

そんな事言われたら、食べずに行くわけにはいかんでしょ。ってなわけで、更に1泊。

予定や、計画は一応有ったんだけど、もう、どうにでもなれという心境です。



最後の晩餐は、アロスコンマリスコス。海鮮炊き込みご飯です。


朝7時。サンドラ母さんについて、魚専門市場へ買出し。









カニやら貝やら、いろいろ買いました。
この入れ歯みたいなのは何でしょう?ちょっと気持ち悪いね。
だけど、食べたら美味しいよ。コリコリな食感じゃなかったから、貝っぽくないと思ったんだけど、なんだろうね?


魚のあらで出汁をとって、米を炊く。貝ミックスとカニとえびも入ってるぞ。
玉ねぎを添えて。

海鮮は肉と比べて高級なんだよね。

こんなご馳走最後に頂けて感激しました。








サンドラ家族と、同宿の日本人のみなさん。

みんなホントに温かくて、なかなか旅立つ気になれなかった。

すごく楽しくて、とても居心地が良かったんだ。


そうそう、

コルカ渓谷から戻って、1週間ほどは、サンドラ家族の寝室で一緒に寝かせてもらってたんだ。



普通に神経質だからね、そんな所じゃ眠れません、ってことで、最初は近所のおばあさんの家に泊めてもらってたけど・・・・ 

なんてこともないね。

安心してぐっすり眠ってました。



ホント不思議。

今、ここに居るってこと。

そして、同じ時を過ごしてるってこと。


どうもありがとう。








0 件のコメント:

コメントを投稿