12.23.2011

マチュピチュ

クスコに来たら、マチュピチュを目指すのが当然のことのように思われますが、

「マチュピチュは行かなくてもいいや・・・」という日本人の青年に会いました。

昨夜、ラムをちびちびやりながら、そんな彼の話を聞いていて、私はいたく感動しました。

アコンカグア(6962m)っていう南北アメリカの最高峰にひとりで登頂しちゃったんだって。

1年9ヶ月の世界旅が、これで終わる・・・って、陽に焼けた笑顔がやたらステキな青年でした。



さて、

わたしは、決められた事のようにマチュピチュを目指しました。

クスコからコレクティーボに乗ってサンタマリアまで4.5時間 30ソル。

サンタマリアから水力発電所って所までタクシーで1.5時間 15ソル。

水力発電所からマチュピチュ村(アグアス カリエンテス)まで線路を歩いて2.5時間。


これがまた、行き当たりばったり、って言うか、いい加減っていうか・・・なスタートだったもんでね。

朝、宿を出たのが、10時前。

普通は、遅くとも8時には出発するらしね。

で、クスコからコレクティーボが出発したのが、11時過ぎてたね。
コレクテーボ乗り場で1時間くらい待ったんだよね・・。


水力発電所に着いたのが、午後6時。

間もなく日が暮れるって時間に到着して、2時間半も夜道を歩くことに・・・・


だもんで、気合充分にスタートしたよ!!


少し歩くと、作業車と出会い、「マチュピチュ村には行けないよ」という感じのことを言われた。

言葉が分からないもんで、理由も内容も推測するところが大きいんだけど、

夜だから暗くて危ないとか、川が溢れて線路が水没してて危ないとか、

まぁ、とにかく危ないから明日の朝まで待て、ってことを言われているんだなぁ~
って理解したんだけど、
こんな所でどうすんのよ?行くしかないでしょ!!とりあえず、行けるとこまで行ってみましょ、

それでホントにダメなら、その時考えましょ!!ってことで、歩き続けました。

少し歩くと、さっきの作業車が、引き返して来て、






















私たちを乗っけてくれました。




危ないから乗ってきな!

ってな感じで呼んでくれたけど、

10ソルって言われました。

10ソルで、村まで行けるなら安いもんだ!!

と思いきや・・・・


途中で、

降りて、歩いてけ~ 

とのこと。    

ん?

ここで降ろされるわけ?10ソルは?って思ったけど、

仕事があるとか、人に尋ねて行け、とか訳の分からぬことを言って去って行きました。








少し歩くと、、








列車が停まってるし、人がたくさん作業してるなぁ・・・

なんでしょ?
って思いながら、横を通り過ぎようとすると、

あっち、あっち! って言われて引き返す ことに。
ここを下りて行け って言われて、ジャングルチックな獣道を、なんとなくこちらかな?って方向に進むと、数百メートルで線路に復帰しました。


あ~コレか!!!



危ない危ないって言われてたのは、土砂崩れだったのね!!

線路完全に埋まってるわ。だけど、ちゃんと迂回路もあったから大丈夫だったのだ。


そこから、1時間ほど歩いてマチュピチュ村に到着しました。


真っ暗で、山や川の景色はまるで見えなかったけど、
茂みを蛍が飛んでたりして、夜道もなかなか良いね!スペシャルだね!!
なんて思ってみたりもしたけどね・・・・やっぱり陽のあるうちに歩く方がいいわな。
紳士が2人一緒だったから怖くはなかったけどね。



まあとにかく、無事に辿り着きました。イぇーイ!!



そして、翌日、マチュピチュへ。


話、長くなっておりますが、引き続きマチュピチュについても少々・・・・。

とりあえず入り口




 じゃーん



マチュピチュといったらいつもコレ!!っていう写真でしょ!!
見張り小屋だかいう所からの風景なのね。

遺跡の中を歩いてまわるより、ここから、後ろにそびえるワイナピチュとセットで眺めるのが、一番マチュピチュを感じられたもんだから、雨宿りしつつ長いこと眺めていたなぁ。
雲がかかって、いい感じだしね。

だけど、正直に言うと、

マチュピチュ、

ふ~ん・・・・って感じだったんだよね。

念願のマチュピチュでもなかったし・・・・


生意気言ってゴメンなさい。




上から見ると、小さくておもちゃみたいだけど、近くで見ると、すごく立派なんだよね。
ちゃんと町になってて、その昔、人が住んでたって言うのが、じんわり感じられる。


段々畑もお見事。



その規模から見ると、
最大1500人くらいの人が暮らしてたんじゃないか?
ってことらしい。
結構な数だよなぁ~










険しい山の尾根を開いて

石を積み上げて、家を、町を作った・・・・・

そして、人は消えた・・・・・

マチュピチュは、平時の都市ではなく、基地だったらしいね。

だから、みんな居なくなっちゃったのかな。



天空の都市マチュピチュ

どうもありがとう。




マチュピチュ発見されて、今年ちょうど100年なんだってさ。



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