2.26.2012

セロ リコ 富の山@ポトシ


ポトシは標高4070メートル。

世界一高い都市なのだ!!そして、スクレと共に、町が世界遺産でもあるのだ。


町を歩けば、いたる所からこの山が見える。

富の山。



旅のお宿は

La Casona   

セントロの11月10日広場からCalle Tarija を2ブロック。Calle  Chuqisacaで左折してちょっと上った所に有ります。










1泊 ドミ 35ボリ


キッチン、wifi 有り

シャワー まあまあ。

朝食付き




ポトシ、世界遺産の町。



セントロは細い道が碁盤の目のように走り、静かで落ち着いた雰囲気です。



























道を聞いたり、何か買ったり・・・いろいろと人と触れ合う機会がありますが、なんだかとっても温かく感じます。

笑顔がステキなんです。

居心地の良い町です。

サンタクルスから、バタバタと移動する日も続いていたので、ポトシでは少しゆっくりすることにしました。wifi が有るっていうのも都合が良いしね。


のんびりしている中で、唯一の観光。

ポトシに来たなら、コレは見とかないと・・・っていうか、コレ見にポトシ行くでしょ!っっていうやつ。


MINES ツアー!! これ何って読むの?

日本語では 鉱山ツアーです。  

銀やら錫やらがとれるらしい。

いざ!!


こんな格好をして・・・



まず、鉱山で働く人たちへの おみやげ を買います。




ここでガイドさんがいろいろお話ししてくれます。

鉱山で働く人たちは、朝ご飯をたっぷり食べて昼は食べないのだそうです。

その代わりに、コカの葉を噛みながら1日を過ごすらしい。

コカは、プロテインとビタミンが豊富なんだって。

噛んでいると、眠気を覚まし、空腹を紛らわせ、疲労を感じさせなくするそうです。
まるでコカインだな。自然の葉っぱだから体に悪くないとは言うけど、どうなんでしょう?

高山病予防に効くということで、クスコ辺りから、いつもコカ茶を飲んだり、葉っぱを食べたりしていたけど、こんな効果があるとは知らなかったわ。





おみやげ

コカの葉とタバコ 
黒い石みたいなのと棒みたいなのは、名前は分からないけど、食べ物なのだ。
甘いのとしょっぱいのだそうです。すごく固かった。コレをコカの葉と一緒にちびちびかじるのだそうだ。
他には、オレンジジュースと手袋、アルコール度90%以上のサトウキビのお酒がおみやげの定番です。あとダイナマイトも。


坑道へ向かう




入り口




テクテク歩ける所もあれば腰をかがめて歩く所もある。



坑道は蟻の巣みたいに張り巡らされている。
ライトを消すとホントに真っ暗でナニも見えない。穴の中歩いてるのだ、当然だよね。

































坑道を行くのはなかなかハードである。崖みたいな所を上ったり下りたり、足元は砂みたいだったり、石ゴロゴロだったり。




私は冒険気分だった。





奥へ奥へと進んで行くと、鉱夫と出会う。

作業はもっと奥でしているみたいだった。

ガイドさんの説明を聞きながら、私たちも一緒に一休みだ。

アルコール90%以上のサトウキビのお酒を一口飲んでみる。

かぁー

ホントはオレンジジュースで割るのだ。
(このハンサムはガイドサンね。)

お猪口くらいの小さなコップになみなみついで、

ひとりずつ順番に、回して飲む。

作業の安全を祈り、地面に4滴、一口飲んで、

残した分をまた地面に返す。


鉱山での過酷な労働は祈りと共にある。










記念写真撮って、おみやげ渡して・・・・

彼等は作業へ戻っていきました。









私たちは、また別の抗道を行く。





石ころに金が!!

自然の金だって。


金ってこんな風になるの?

知らなかった。

石から生えてくるですか?

ホントに何も分からないのだ・・・






そしてこちらは、

パチャママ 

神様です。作業の安全を守ってくれている  ハズ。











よく見るとタバコ吸っとるわ。
























長い時間坑道を歩いていたような気がする。


作業している所に出会わなかったからかな?なんだか鉱山の過酷な労働を見学したってのが実感としてない。

ガイドさんの話も、言葉が分からなくて、理解が深まらない。

けどね、

鉱山がどんなに過酷な労働なのかって事は、知っているんだ。

粉塵を吸って体を悪くして長く生きられないとか、崩落事故もあるしとか、とにかく、命をすり減らして働いているって。

知っているんだ。


だけど、
わたしには、銅山ツアーって冒険だった。


トンネル掘って、果てしなく掘って、銀や錫を採って、命を燃やしている・・・って想像する暇も無いくらい、私は必死に歩いていた。

そう、ホントに過酷な場所だった。

後になって思うと、よくこんな所で・・・って思うよ。


抗夫のみなさんが休憩している。
冒険じゃない。人生がここにある。
ナニを思えばいいのか分からないけど・・・・






トンネルから抜けると鉱物が運び出されてきた。







これは何になるんだろう?

町では、銀とか錫とかの土産物も見かけないけど。

どこへ行くんだろう・・・




2 件のコメント:

  1. ジャングルを歩いているときに、疲れるとコカの葉をガイドに勧められ咬んでました。ガムみたいに何か味がついていればいいけど、ただの葉っぱだから、後味が悪かった。ガイドが、ある木を見つけて幹に傷をつけた。両手の肘をこすり付け樹液をしみこませる。ものすごい、なんともいえないニオイがする。疲れたら休んで肘のニオイを嗅ぐ。すると元気が出てまた歩けた。あれって、何かの覚醒作用があるんだと思う。現地の習慣には驚かされた。でも、きっと、鉱山で働く人たちは大変なんだろうね。コカを咬みながら仕事するわけだから、気を紛らわせながら仕事してるんだね。

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  2. sengoku29/2/12

    自然のモノの効果も侮れませんね。
    ネギをのどに巻く・・・とかホントに?て思うけど、コカの葉噛むってなると、なるほど!と思う。
    鉱山で働く人たちでなくても、町で見かけるなんだか分からん人もたくさんコカ噛んでいるから、もはやコカは当たり前の嗜好品なんでしょうねぇ。

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