7.31.2012

バヘリーニャスはレンソイス


トゥトイアのお宿のお母さんに「明日、バヘリーニャスへ行きたいのだけど・・・」と相談してみた。




昨日、バスを降りた時に「タクシー、タクシー」って寄ってきた客引きのおっさんたちの話では、

ここから、40分くらいのパウリンネービス?(Paulin Neves)ってとこまでタクシーで行って、そこからバヘリーニャス行きのトヨタがあるという。

タクシーなの? いくらくらいかね?って聞くと60レアル(2400円)って言うんだ。

げげぇー ムリ・・・。

バスとかあるでしょ!? 



「バスは無い」  

・・・・・。

無いわけないだろ!!乗り合いタクシーとかさ、なんかあんだろ!! 

     ちょっとムカついてる私。


「50で乗っけってってあげるよ!」

    ふざけんな!!  

結構ムカついてるわたし。



かといって、どうやってその町まで行けばいいのでしょうか?

仲間がいれば割れるだろうに、ひとりぽっちだから、ホントに50とか払わなきゃならんのでしょうか・・・




ねぇ、ねぇ、なんかいい方法はないですか?





「あるよ!」   


お宿のお母さんは言いました。

「明日、にここに来てもらうように電話しとくから。バヘリーニャスに行きたいんでしょ!パウリンネービス行きのトヨタを呼んであげましょう」

まさか!?60レアルじゃないでしょうねぇ・・・そんなんだったら、ヒッチで行くわ。

最早、捨鉢なのです。

「うーん 5レアルくらいだったかな?そんなに高くないから、大丈夫!!電話しとくからね!!9時半に来るからね、また明日ねぇ」


おそらく、こんな風に言っていたのだと思われます。相手はポルトガル語ですから、想像力と希望的観測が全てなのです。


てなわけで、翌朝。

ちょっと早めに準備してて正解!!

9時前にお母さんが呼びに来たよ。「行くわよ」みたいな感じで。

そんで、9時過ぎにピックアップ到着。

バヘリーニャス、バヘリーニャス って言ってるけど、大丈夫ですか?まぁ、バヘリーニャスへ行きたいので間違いないけど。

いくら?って確認すると、25レアルだって。

ふーん そんなにするのかね? まぁ、行くしかないのだ!!

やー




この車がお迎えにきたのだよ


町を抜けて、どんどん長閑な風景になっていくね。

川で洗濯しとるわ。







なんだか沖縄みたいだなぁ。


4,50分走ったら乗り換えだった。どうやらパウリンネービス?らしい。バヘリーニャス言うてたのに・・・

25レアルと言われたけど・・・・マジで?ここで?高くない?

と思いきや、5レアルだった。乗り換えて、あっちの車に20レアル払うんだよーって言われました。

まぎらわしいわ。




ここからは、またちょっと冒険的な道を行くことになった。

町を抜けて、草原を走り、砂丘を越えて、生い茂る木々の下を縫って行くのだ。












正直に言うと、もう・・・  

こんなのはしんどくなってきているんですよ。暑いしさぁ~ガタゴトするしさぁ~

早く着かないかな~ってね。


意外と早く着きました。

バヘリーニャスのお宿に着いたのが12時前だったから、トゥトイアから3時間かからないね。

旅のお宿はコチラ!




客引きのお兄さんに連れられてきました。

住所不明。

メイン通りらしき、Av.Joaquim Soeiro de Carvalho を北へ。舗装道が終わって、もうちょっと行ったところにある。

ツインルーム ひとりで20レアル。キッチン、WIFI無し。朝食付き。 

(ハンモック持ってたら、10レアルで泊まれるみたいだった)

朝ご飯は、突き当たりの川辺のレストランまで食べに行くのだった。



パンとコーヒーは食べ放題。目玉焼きとタピオカはひとつ焼いて出してくれる。

ポルトセグーロで食べたタピオカはなんだったんだ?ってくらいモチモチで美味しい!!




さてさて、

バヘリーニャスはレンソイスなのだ。 マラニャンセス国立公園なるところへ行くツアーがあるのだ。

最早、砂丘など・・・・と思ったりもしたけれど、

ここへきて、レンソイスへ行かないとなると、何しにきたのか?と後で悩みそうだったので、ちゃっちゃと行くことにした。

バヘリーニャス着いて、ご飯を食べて、急いで宿に戻って、いざレンソイス!!って感じ。



午後2時出発。

渡し船に車のっけてあっち側へ行くのね・・・

やっぱり、乗り降りの時は、歩きなさいってこと。





ここから、砂の道をぶッ飛ばして行くのです。15キロくらいって話だけど、1時間近く走ってたような気がする。

まーとにかく、乱暴なんだわ。 屋根に頭打つくらい跳ねるよ・・・ボン、ボン、ボンって走ってく。

曲がる時も、振り落とされそうなくらい。

写真撮る余裕もないくらい、しっかりと手すりを握っていました。

「もー降ろしてケロー」 って叫んだりして、みんなでケラケラ笑っていたけど、私は本気でキツかったのです。

ようやく到着。クタクタですが、こっから歩けーーーなのです。

ひたすら歩きましょ。




いきなり上りですよ。この丘を上ったら!!って期待が膨らみますでしょう。



じゃーん



ってね・・・・・・




やっぱしねぇ~って思ったのです。噂には聞いていたけどね。


「水は無いよ」 って。

1月から6月の雨季には、この砂丘と砂丘の谷間には水が張っているそうなのです。
今年は、どうも6月にも水は無かったらしいけどね。



でも、真っ白な砂漠 ステキでしょ!!

ずっとずっと歩いていくとね、ちゃんと池みたいのがあるんだから。










ね、あったでしょ!!



一応、入って泳いでみたよ。せっかくだからよ。


サービスショットやでー









池の底は草かな?とろろこんぶの上を歩いているみたいで気持ち悪かったです。




太陽を見送ったら、また、あの恐ろしいボンボンロードを帰ります。




正直に言うと、レンソイスはやっつけ観光でした。

日本で、ブラジルのガイドブックを眺めていた時は、レンソイスは絶対行こう!!

なんてステキなんでしょう!!って思っていたんだけどね。

水の無いレンソイスは、ただの砂丘じゃないか・・・と思いました。

水が張ってこそのレンソイス。セスナ機で上から眺めてようやくなのかも知れないね、と思ったのでした。




こんなのが目の前に広がってるのを期待してたんだよね。




どうもありがとう。







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