トゥトイアのお宿のお母さんに「明日、バヘリーニャスへ行きたいのだけど・・・」と相談してみた。
昨日、バスを降りた時に「タクシー、タクシー」って寄ってきた客引きのおっさんたちの話では、
ここから、40分くらいのパウリンネービス?(Paulin Neves)ってとこまでタクシーで行って、そこからバヘリーニャス行きのトヨタがあるという。
タクシーなの? いくらくらいかね?って聞くと60レアル(2400円)って言うんだ。
げげぇー ムリ・・・。
バスとかあるでしょ!?
「バスは無い」
・・・・・。
無いわけないだろ!!乗り合いタクシーとかさ、なんかあんだろ!!
ちょっとムカついてる私。
「50で乗っけってってあげるよ!」
ふざけんな!!
結構ムカついてるわたし。
かといって、どうやってその町まで行けばいいのでしょうか?
仲間がいれば割れるだろうに、ひとりぽっちだから、ホントに50とか払わなきゃならんのでしょうか・・・
ねぇ、ねぇ、なんかいい方法はないですか?
「あるよ!」
お宿のお母さんは言いました。
「明日、にここに来てもらうように電話しとくから。バヘリーニャスに行きたいんでしょ!パウリンネービス行きのトヨタを呼んであげましょう」
まさか!?60レアルじゃないでしょうねぇ・・・そんなんだったら、ヒッチで行くわ。
最早、捨鉢なのです。
「うーん 5レアルくらいだったかな?そんなに高くないから、大丈夫!!電話しとくからね!!9時半に来るからね、また明日ねぇ」
おそらく、こんな風に言っていたのだと思われます。相手はポルトガル語ですから、想像力と希望的観測が全てなのです。
てなわけで、翌朝。
ちょっと早めに準備してて正解!!
9時前にお母さんが呼びに来たよ。「行くわよ」みたいな感じで。
そんで、9時過ぎにピックアップ到着。
バヘリーニャス、バヘリーニャス って言ってるけど、大丈夫ですか?まぁ、バヘリーニャスへ行きたいので間違いないけど。
いくら?って確認すると、25レアルだって。
ふーん そんなにするのかね? まぁ、行くしかないのだ!!
やー
この車がお迎えにきたのだよ |
町を抜けて、どんどん長閑な風景になっていくね。
川で洗濯しとるわ。
なんだか沖縄みたいだなぁ。
4,50分走ったら乗り換えだった。どうやらパウリンネービス?らしい。バヘリーニャス言うてたのに・・・
25レアルと言われたけど・・・・マジで?ここで?高くない?
と思いきや、5レアルだった。乗り換えて、あっちの車に20レアル払うんだよーって言われました。
まぎらわしいわ。
ここからは、またちょっと冒険的な道を行くことになった。
町を抜けて、草原を走り、砂丘を越えて、生い茂る木々の下を縫って行くのだ。
正直に言うと、もう・・・
こんなのはしんどくなってきているんですよ。暑いしさぁ~ガタゴトするしさぁ~
早く着かないかな~ってね。
意外と早く着きました。
バヘリーニャスのお宿に着いたのが12時前だったから、トゥトイアから3時間かからないね。
旅のお宿はコチラ!
客引きのお兄さんに連れられてきました。
住所不明。
メイン通りらしき、Av.Joaquim Soeiro de Carvalho を北へ。舗装道が終わって、もうちょっと行ったところにある。
ツインルーム ひとりで20レアル。キッチン、WIFI無し。朝食付き。
(ハンモック持ってたら、10レアルで泊まれるみたいだった)
朝ご飯は、突き当たりの川辺のレストランまで食べに行くのだった。
パンとコーヒーは食べ放題。目玉焼きとタピオカはひとつ焼いて出してくれる。
ポルトセグーロで食べたタピオカはなんだったんだ?ってくらいモチモチで美味しい!!
さてさて、
バヘリーニャスはレンソイスなのだ。 マラニャンセス国立公園なるところへ行くツアーがあるのだ。
最早、砂丘など・・・・と思ったりもしたけれど、
ここへきて、レンソイスへ行かないとなると、何しにきたのか?と後で悩みそうだったので、ちゃっちゃと行くことにした。
バヘリーニャス着いて、ご飯を食べて、急いで宿に戻って、いざレンソイス!!って感じ。
午後2時出発。
渡し船に車のっけてあっち側へ行くのね・・・
やっぱり、乗り降りの時は、歩きなさいってこと。
ここから、砂の道をぶッ飛ばして行くのです。15キロくらいって話だけど、1時間近く走ってたような気がする。
まーとにかく、乱暴なんだわ。 屋根に頭打つくらい跳ねるよ・・・ボン、ボン、ボンって走ってく。
曲がる時も、振り落とされそうなくらい。
写真撮る余裕もないくらい、しっかりと手すりを握っていました。
「もー降ろしてケロー」 って叫んだりして、みんなでケラケラ笑っていたけど、私は本気でキツかったのです。
ようやく到着。クタクタですが、こっから歩けーーーなのです。
ひたすら歩きましょ。
いきなり上りですよ。この丘を上ったら!!って期待が膨らみますでしょう。
じゃーん
やっぱしねぇ~って思ったのです。噂には聞いていたけどね。
「水は無いよ」 って。
1月から6月の雨季には、この砂丘と砂丘の谷間には水が張っているそうなのです。
今年は、どうも6月にも水は無かったらしいけどね。
でも、真っ白な砂漠 ステキでしょ!!
ずっとずっと歩いていくとね、ちゃんと池みたいのがあるんだから。
ね、あったでしょ!!
一応、入って泳いでみたよ。せっかくだからよ。
サービスショットやでー |
池の底は草かな?とろろこんぶの上を歩いているみたいで気持ち悪かったです。
太陽を見送ったら、また、あの恐ろしいボンボンロードを帰ります。
正直に言うと、レンソイスはやっつけ観光でした。
日本で、ブラジルのガイドブックを眺めていた時は、レンソイスは絶対行こう!!
なんてステキなんでしょう!!って思っていたんだけどね。
水の無いレンソイスは、ただの砂丘じゃないか・・・と思いました。
水が張ってこそのレンソイス。セスナ機で上から眺めてようやくなのかも知れないね、と思ったのでした。
こんなのが目の前に広がってるのを期待してたんだよね。
どうもありがとう。
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