7.27.2012

Let’s ジュリコアコアラ


午後8時。

サルバドール発の夜行バスでフォルタレーザを目指す。


buscaonibusuで検索して、バスの残席をチェックすると、朝は12席あったのが、夕方には6席になっていた。

げげぇ。また、売り切れしていて、出発できないかも・・・・。

後で知ったのだけれど、手数料かからないで、バスチケット買える所が、セントロのどっかにもあったんだってさ。

どこだよ? 

そんなの知っていたら、5時前からハラハラしながらバスターミナルへ向かわなくても済んだのにね。

市バスで15分ほどでターミナル到着。(2,8レアル、およそ120円なり)

一目散に、チケット売り場へ。

フォルタレーザ行きのバスは、PENHA社。(ITAPEMIRIM社からも出てる日もあったね)


「ジャポン!ジャポン!」 と、やたらテンションの高いおっさん。 


更に興奮気味に、パソコンの画面を私に見せる。



おおぉーーマジですか!!

幸運を掴んだんだね! 私。  最後のひと席を頂きました。 どうもありがとう。

おじさん、 良かったねぇ、ラッキーだねぇーってニコニコ。  なんだかとても嬉しいです。


バスに乗れるので、一安心。


ターミナルの前にいっぱい並んでた屋台を覗いて、腹ごしらえなのだ。


鶏と牛とソーセージのコラボ串焼き



幸先の良いスタートだったので、奮発して串焼きとハンバーガーを食べました。(およそ200円なり)

奮発してもこんなもんなので寂しいです。

満腹です。


出発まで、まだ2時間以上あるねぇ。とりあえず座りましょ、って歩いていたら、さっきのおっさんだ。

チケット売りのおじさんが、私を探していたみたい。ニコニコ笑顔で寄ってきて、

「さっきのお金・・・足りなかっただよ・・・」  だってさ。

げげぇーー。

バス代は、205レアルだったんだよね。 そんで、わたし、50レアル札2枚と10レアル札1枚出して・・・

5レアルお釣りもらったんだった。

2枚出したから、200払ったと思っておったわ。そんでおじさんも、ニコニコ5レアルお釣りくれてたんだもんね。

2人して勘違いだ。あーびっくりした。 ここの会社、機械壊れてるからって、クレジット払いできなかったんだよね。

だもんでね。そんなことでした。



いざ、出発の時。

あのおじさんってば・・・・手を振っているよ。ニコニコ笑顔で、良い旅を!!ってね。


オブリガーダ。チャオチャオ。ほんの一瞬すれ違っただけのおっさんだけど、心に残るおっさんだよ。

ニコニコ笑顔はいいね。みんなニコニコしてたらいいのにね。私もニコニコしてよっと、って思いました。







さてさて、
名も知らぬいくつもの小さな町や村を通り過ぎて、時々休憩して・・・ バスはひた走る。



18時間程で到着の予定だったハズなのに・・・

バスは、まだまだ、走る走る。

そんで、まさかの渋滞?




バス・・・全然進まなくなっちゃった。すぐそこに見えてる看板まで、2時間くらいかかってたわ。

「ブロッケオ?」とかって噂もあったけど、真相は謎のまま。みんなは分かってるのかな?事故って感じでもなかったしね。

到着が、夜になるではないか・・・・いやだなぁ~


バスの窓から眺める夕陽も、きれいだったね。もう、夜になってしまうけど、まぁいっか。

こころ和む、素敵な空でしたから。



結局、23時間で到着。午後7時です。




とりあえず、明日のチケットを取りましょう。



下調べによると、Redencao(ヘデンサォン)社から出てるハズなんだけどね・・・

見つけた!!

と思ったら、ヘデンサォン、閉まっておるわ・・・げげぇ・・・まだ7時なのに、なんでかねぇ?

参ってしまったので、インフォメーションで、「ジュリコアコアラ行きはどこですか?」って聞いてみました。

fretcar(フレッチカー)社らしい。

指差す方へ。

この会社もちゃんと見たんだもんね!!

表の看板には、ジュリコアコアラなんて書いてないじゃないか!!って思ったりしながら、カウンターでたずねてみると、

「あるよ」 だってさー。

しかも、こっちも最後のひと席だったみたい。なんかツイテルかも!!

出発は 朝8時。下調べだと、朝9時半発の38レアルだったのに、料金は57レアルになってるし・・・

1,5倍かぁ~。まぁ、会社も違うことだしね。そういうことなのね。


さぁて、宿探し・・・


こんな時間じゃあ、セントロまで行かんでもいいね・・・。観光どころではないのだし、眠るだけだから。

バスターミナルの周りには、安宿の1軒や、2軒はあるもんでしょう!!って余裕こいてたら、とんでもなかった。

一応、インフォメーションのお姉さんに、安宿はどこにあるかね?って聞いてみたんだ。

アッチに歩いて、そんなに遠くは無い ということだけ分かったのだ。それで充分。行ってみましょう。

って、すぐに見つかったわ!!POUSADAって看板も出ておる。キレイで感じの良い宿だ。

料金表には、100から20レアルまでの表示。

20レアルの部屋に泊めておくれ!  ほっとするわたし。

お兄さん、「無い」 だってよ。  

ん? なんで?ここに20ってあるでしょ!!!

「ひとりだと50・・・」 

げげぇーーナニ?なに?なに?なんで20で泊めてくれないのーお願いしますよ・・・って粘ってみたけど・・・

相手にされず。

宿を出ました。

1時間ほど、さ迷いました。

安宿なんて1軒もなかったよ。閑静な住宅街って感じ。時々レストランやバーがあったくらいだ。


恥を忍んで、仕方なく、あのお宿に戻ります。


旅のお宿はコチラ!

Pousada Sao Jose

住所不明 バスターミナルを背に、右へ4、5分。信号渡った川沿いにあります。

キッチン、WIFI 朝食付き。

ドミ無し。
家族や友だちが数名集まって一部屋借りて、ひとり20レアルになるらしい。人数は不明。

わたしは、「作りかけ」 という気持ち悪い部屋に40レアルで泊まりました。



寝れればいい? イヤイヤ。 50払うから、普通の部屋に泊まりたいって言ったけど、部屋空いて無いってさ。

40も払ってこんな部屋は嫌だよ。

なんだかんだ言って、ぐっすり眠っちゃいましたけどね。



朝8時。いよいよジュリコアコアラなのだ。





まずは、JIJOCA(ジジョカ)って町を目指す。

そこで乗り継ぐらしい。バスチケットも2枚貰ってる。




ブラジル人、バス乗るときの枕は必需品なのね。だいたい持ってるよね。あと、毛布も。

でも、このバス、昼間便だからね、そんなには必要じゃないよ。







ジジョカで乗り継ぐバスの出発時刻は12時半となっておるのに、1時を過ぎても、バスは軽快に走っている。

隣の席の太っちょおじさんに、聞いてみる。

大丈夫らしい。説明してくれてるけど、さっぱり分からんポルトガル語。

太っちょおじさんも、ジュリコアコアラに行くって言ってるし、まぁいっか。

それにしても、バスの乗り継ぎあるんだったら、出発時間、間に合うように設定すればいいのにね・・・なんでそんな無理な時間にしてるんでしょ?

ハラハラするわ。

何も分からないまま進んでるから、余計にハラハラ、ドキドキ、わくわく・・・する。



ジジョカ到着。    
 
これまた小さな町。

こんな所で、なんで乗り換えなのかね?って思っていたけど、

コレだったのか!!!
 
 
いきなり、コレか!!
 
 
こんなのは、まだ早いと思っていたのだよ。



じゃーん。
 
 


サファリパークみたいでしょ!! わくわくが、煽られるねぇ。




フォルタレーザからのみんなも乗り換え。みんなジュリコアコアラ目指してたんだね。

なーんだ。心配しなくてもよかったんだ。 

私たちをごっそり乗せかえて、時間なんて関係なくバスは走り出しました。



 なんてったって・・・・


ビーチを行くんだからね。 




波打ち際を走るって聞いてたけど、こんな感じ。1時間ほどでジュリコアコアラに到着しました。






砂浜を走るバス。

ご機嫌なわたし。




こうして、ジュリコアコアラに辿り着いたのだ。イエィ。


2 件のコメント:

  1. tanaka27/7/12

    バスの移動は大変そうですが、いかがですか?日本では考えられない走行時間ですよね。あの宿はすごいな、、まるで留置所のような、、留置所のほうが、ましかも知れないレベルですね。でも、読み手としては、楽しいです。多少のトラブルは読んでいてたのしいんです、ただし重大な結果に繋がらなければですけどね。ハッピーエンドでお願いします。

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  2. tanakaさん
    バスの移動は、思いの外快適です。寝てれば着くという感じで、時間の長さも、さほど苦になりませんね。ただひとつ、どうしてもイラっとしてしまうのが、強すぎる冷房です。夜中などは、冷蔵庫にいるみたいで、辛いです。パタゴニアのトレッキングの時と同じ装備で臨んでいますよ。

    あの部屋、ヒドイでしょ・・・こんな所に40払うくらいなら、もっとお金出して、普通の部屋に泊まろうって思ったくらいでした。安ければ、まーいっかと思うんですけどね。

    ちょっとした、厄介なことは日々起こっていますね。でも、ホントにちょっとしたことで、大きなトラブルは無く順風です。ありがたいことです。

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